共同通信にダマされてこんなコメントをしてしまった武部幹事長ですが

↓以下の日記の続きです
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20041213#p5
↓こっちから(pantomimeの日記)
http://d.hatena.ne.jp/pantomime/20041214#p5
こちらへ。
サマワに行けば人間性直る 犯罪凶悪化で自民・武部氏(室蘭民報
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2004120901002189
これは「共同通信」の配信で、全国の新聞にながされた様子。要するに、地方紙というメディアを情報源にしている(インターネットなどは使えない)人たちには、共同の報道だけが伝わるという次第。
サマワに行けば人間性直る 犯罪凶悪化で自民・武部氏(Yahoo!共同)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041209-00000152-kyodo-pol

 自民党武部勤幹事長は9日午後、都内の講演で、犯罪の凶悪化や教育現場の荒廃に関し「憲法教育基本法を改正しても簡単に(状況は)変わらない」と指摘した上で「暴論かもしれないが、一度自衛隊に入って、サマワみたいなところに行って、緊張感をもって地元に感謝されながら活動したら3カ月で瞬く間に(人間性が)変わるという考え方もある」と述べた。
 一方、先に視察したサマワがあるムサンナ州警察本部長が武部氏らから会談の申し入れがなかったと批判していることに対し「ぬかっていた。そんなに自治警察が整備されていると思っていなかった」と釈明した。
共同通信) - 12月9日17時43分更新

いや、その「ムサンナ州警察本部長」の批判は、どうもサマワにいる変な人の捏造っぽいんですが(俺の日記の以下のところ参照→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20041213#p5)。
言ってもいないことを言ったと記事にする

それのコメントを求める

はじめの「言ってもいないこと」が言ったか言っていないかはどうでもよくなって、そのコメントだけが「実際に言ったこと」として批判の対象になる。

すげぇ。

これでは皆さん、マスコミのインタビューというか質問に、どんどん無愛想やワンフレーズになっていくのも無理ないと思います。

武部幹事長は一言、「警察本部長の発言が確認されていないのでコメントできない」とでも言えばよかったんでしょうが、あんなにはっきりと新聞記事に書かれていることに対してそういうのは、「共同は嘘記事を書いているのでコメントできない」と公言するようなものでしょうか(でも本当に嘘記事の可能性は、けっこう現時点では高いです)。

武部幹事長と大野防衛庁長官は、もっとこのことを大きな問題にすべきではないか、と思いました。

これと似たようなことで、俺が過去に語った面白いネタで、こんなのもあります。

ナベツネの「たかが選手」発言はどのようにして出てきたのか
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20041015#p1

まったく、マスコミというのは恐ろしいものです。

↓さらに、以下の日記へ続きます
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20041215#p1

テキストのパクリ問題

あちこちで話題になっているようなので、一番メジャーと思えるサイトを紹介しておきます。あとはそこからリンク・トラックバックをたどってみるといろいろな意見がわかります。
↓おれはおまえのパパじゃない
http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20041213#p1

俺も著作権がどうのとかあまり言いたくなくて、ただ、なんつーんでしょう、サイトに載せてる文章って、アイデンティティじゃないですか(じゃないですか話法)。そのシトをそのシトたらしめるっていうか。

パクリサイトが現在消えてしまっているようなので、俺もコメントは難しいんですが、人間のオリジナリティなんてそんなに重要なものではないわりに、本気で真似ようと思っても何らかのオリジナリティは出てくるものなわけで、まぁうまくパクりなさい、ということぐらいですかね。盗作にしか見えないようなパクリはちょっと。
手塚治虫は『ゲゲゲの鬼太郎』で全盛期の水木しげるを見て、オバケものを連載するんじゃー、と言って『どろろ』をはじめたわけですが、その際に水木しげるの漫画の、バックの点描とか影のつけかたを「これと同じに描け」とアシスタントに言って書かせたのは有名な話だと思いますが。
まぁ、水木しげるも自分でそういうの描いてたわけじゃないらしいんですけどね、ははは。
でも、手塚治虫が描くと手塚治虫の漫画にしかならないんだよなぁ。

ジャンプが一番売れてた頃の伝聞情報をしてあげよう

こんなの見て考えた
↓3大少年誌の広告掲載料金比較
http://puurari.blogzine.jp/weblog/2004/12/post_26.html
ジャンプとマガジンとサンデーの広告料金の差は、全盛期に売れてた時のなごりをそのまま引きずっているんじゃないかと。ジャンプの全盛期は600万部時代で(今はその半分ぐらい?)、メチャクチャ高めの広告料金にしたんですが、それでも紙代・印刷代だけで赤字なので、広告よりも漫画掲載したほうが金銭的には楽、という妙な雑誌だったとか(普通の雑誌は、広告掲載の収入が利益の半分ぐらいになったりします)。
ジャンプを印刷している印刷所は、1日で100万部印刷できる、ものすごい機械を、ジャンプ専用に作りましたが(その機械を使って他のものを印刷する余裕はありませんでした)、それでもジャンプに漫画を連載している漫画家の締めきりは、他の漫画週刊誌より3日は早かったそうです。
まぁ、1980年代、北斗の拳とかドラゴンボールの連載やってて、小学生が月曜日の朝に、まだ数少なかったコンビニで、登校前に買っていった時代の話ではありますけどね。