「はてなダイアリー」の住民は5万人固定でもう増えない
すみません、見出しは演出です。
以下のところから。
→ブログ検索 - ブログ総合情報 - ブログファン
→はてなダイアリー
毎月のアクティブユーザー数
2006-12 2007-01 2007-02 2007-03 2007-04 2007-05 56653 59588 57672 59221 57199 57528
べつに「はてな」に限らず、個人的には「ブログ」というツール(ネットの遊び場)に手詰まり感を感じているわけです。自己表現として何かを世の中に出したいと思っている人間より、仲間と楽しく特定のサービスを使いたいと思っている人間のほうが圧倒的に多いわけで、そういう人はケータイ・コミュニケーションとかmixi(18歳以上)に行っている、ということでしょう。
確かに「ブログ検索 - ブログ総合情報 - ブログファン」では、未だにそれなりの伸びを示しているところもあり*1、なんですが、スパマーとかアフィリエイターを除いた実態はどんなものなのやら*2。
「はてな」の提供するサービスは、「小さいサークル(仲間)」を作ったり、その中で使ったりするようなものではないような気がするのが、少し考えどころ。新しく、影響力・人気のあるブロガーが出てくるか、とか考えたら、いろいろなものの未来を考えた場合と同じように、どんどん暗くなっていく*3のは、時代の閉塞感なのかな。とはいえ、景気は回復しているみたいだし、町の中は元気だし、電車の吊り広告を含む様々な商品販売・宣伝も目立つので*4、金の流通はよくなってるんだろうけど、気分的に「昔の倍働いて、給料は1.2倍」というのが、働き盛りの人の実感なのでは。話がどんどん横道に逸れますが。
月刊で、購読者数が「5万」ぐらいの雑誌というと何なんだろうなぁ…少し調べる(http://www.j-magazine.or.jp/data_001/index.html)…「新潮45」とか「中央公論」ぐらいですか。「論座」(朝日新聞社)はだいぶ下、「正論」(産経新聞社)「諸君!」(文藝春秋)は少し上、「文藝春秋」は雲の上。総合月刊誌じゃなくてその辺りのを拾っていくと、「HUgE」(講談社)「ラピタ」(小学館)「Cobalt」(集英社。これは意外かも)「ドラゴンマガジン」(角川書店)とかまぁいろいろ。正直10万部以上行ってないと、(広告収入をメインとした収入源の一つとして考えている)雑誌としては厳しい感じ。ブログサービスと雑誌とは全然違いますが、そこを利用している(読んでいる・参加している)人の数による損益分岐点とか、サービス提供している人間が、それによって食える数とかが出てくるわけで。
とりあえず、「はてな」は、次のサービスとしては「Web2.0的なもの」「Web2.1的なもの」とかじゃなくて、ケータイ的なものを(もっと)提供すると、違うユーザーが生まれるかもしれない。「わんわんワールド」のケータイ版とか。ぼくに使いこなせるかどうかはよくわからない。
『お伽の国―日本 海を渡ったトルストイの娘』『「数」の日本史 われわれは数とどう付き合ってきたか』『歌姫あるいは闘士 ジョセフィン・ベイカー』
本日の読みたい本・おすすめ版(2007年6月あたり)。
- 作者: アレクサンドラトルスタヤ,ふみ子デイヴィス
- 出版社/メーカー: 群像社
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文豪レフ・トルストイの末娘として貴族の家柄に生まれ、父の死出の旅に立ち会ったアレクサンドラ。戦争、革命、投獄、母の死をのりこえ、革命後のソ連に絶望して日本に脱出したアレクサンドラが、アメリカに亡命を決意するまでの二年近くを過ごした昭和初期の“お伽の国”。父の永遠の思想の実現に人生を捧げた娘が見た貴重な日本滞在記。
「数」の日本史―われわれは数とどう付き合ってきたか (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 伊達宗行
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/06/01
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「ひい、ふう、みい」はいつ頃から「いち、に、さん」に変わったのか?九九が日本人の常識になった時期は?縄文から現代まで日本の数文化を形作ってきた様々な場面を、独自の視点から明快に読み解いた、知的冒険の書。
- 作者: 荒このみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/01
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1920年代、パリを熱狂させた「野生の踊り」。ナチ占領下、自由フランスの戦士。米政府を敵に回し、公民権運動を大支援。肌の色、宗教の異なる12人の養子からなる「虹の部族」のママン…。無一文の踊り子が、世界一の金持ちとなって、破産し、ステージで死ぬまでの68年10ヵ月。