報道に対する十箇条

「対洗脳・情報操作に対する十箇条」(http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20031112#p2)を参考に、少し考えてみた。


1. 与えられる情報は、誰が、何の目的で流しているかを考えろ。
2. 誰かが何かを言った、と報道が伝えている場合は、可能な限りソースを確認して、本当にそう言ったのかどうかを確認しろ。議会での議員の発言なら議事録が、国連その他の公的機関などではプレスリリースがネット上で公開されている。書物からの引用なら、それは図書館にある。
3. テレビのコメンテイターや新聞の「識者」は、それらのメディアが言って欲しいと思っているようなことしか言わない人間であることが多い。意見ではなく、それらの人間が提供するデータ(情報)のみを注視しろ。
4. 誰か(何か)が何か(誰か)について厳しく批判的な場合には、公憤を装った私怨、あるいは批判によって利益を得る何か(誰か)が背後に隠されている。過去にどのようないきさつが相互にあったのか、情報収集をしてみろ。
5. 違う結論・意見が併記してあっても、どちらを選ぶべきかという誘導をメディアはしている。お前が引くのは、手品師によって印がつけられているカードだ。
6. TVの放映時タイトルや新聞・週刊誌の見出しは扇情的になりがちだが、それは番組や記事の中で本当に語られていることと同じとは限らない。
7. 情報提供者(記事を書いた人間や、ニュースキャスターの背後にいる人間)には顔がある。情報提供者が個別認識できるよう、TVならスタッフロールに出てくる製作者の名前、記事なら記者の名前を記憶に残すようにしておけ。
8. TVの中の人間は、何を言っているかよりも、想定外の事態が起きた場合にどのような行動を取るか観察して、対応能力があるか判断しろ(ゲストが思いもよらない発言をした際のリアクションなど)。
9. マス・メディアが嘘を報道する場合は稀にしかないが、そうかといって知っている事実をすべて報道するとは限らない。
10. 何日か待てば真実に近いものが見えてくる。それが見えて来るまでは、普通の人間は世間の中で、サイト持ちはネットの中で脊髄反射的な感想を述べるな。あとで必ず恥ずかしい思いをする。


特に、俺としては2と10が大事なことだと思います。少し長くなったので、もう少し短くしたいです。ていうか別ヴァージョンで誰か短くしてみませんか。