第1回・父の秘密!?の巻

夏目漱石吾輩は猫である』が、もし週刊少年ジャンプの連載だったら、ということを考える。

オリジナルは以下のところにあります。

↓『吾輩は猫である』(青空文庫・html版)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html


(一応第一章だけはオリジナルの通り)
「おい若ぇの、ちょっと待ちな」
 ゴミ箱をあさっていた主人公(俺あるいは名無し)に声をかけたのは、顔の半分が鉄仮面の猫。
「この辺でお前の噂を聞いてやって来たんだが」
 見知らぬ猫に、近所のヤクザ猫が絡む。そいつらをあっという間にやっつける鉄仮面猫。
「フッ、口先ばかりの奴しか、最近はいねぇな」
主人公「あんた、すげぇ強いなぁ」
鉄仮面「いや、お前の親父は、俺よりずっと強かった。この顔も、その時の喧嘩のせいで」
主人公「父さんだと! 俺は生まれたときから野良猫で、親父のことなど何も知らないんだ」
鉄仮面「そうか。それでは、お前の父親でもあり、俺の友人でもある『銀色の辰』が、どのような死にかたをしたかを教えてやろう。罠にかけられたんだよ、子分の3匹の猫に…」
(続く)


次回は「極悪非道の3連星!」の巻。


富士の裾野で10万匹の猫と主人公が闘うまで続きます。