多分こういうのがちゃんとした新聞・新聞社なんじゃないかと思った

最近のぼくのブックマーク紹介&登録は少し多すぎるため、見逃している人が多いかもしれないので、改めて。
ニュースの現場で考えること : 「一人旅」について

<「一人旅」の十五年―高知新聞の試み>という文章の中で、依光さんは1990年代の初頭から、高知新聞のスタンスは変わったのだと書いている。

『ジャーナリズムの情理−新聞人・青木彰の遺産』(青木塾他/産経新聞出版)という本の中で語られているという、高知新聞の報道姿勢について。県庁・県警とガチでケンカしてその不正を暴いているらしいです。

「近年、高知新聞では先輩が後輩にこんなことを伝えている。『半日や一日早いだけの特ダネは特ダネではない』と。例えば県が決定したプロジェクトを半日早く書く。間違いなくこれも特ダネなのだが、本当に目指すべき特ダネとは違うぞ、『それを書かなければ表に出てこないことこそ真の特ダネ』という意味だ。闇融資にしろ、捜査費にしろ、高知新聞が報じなければ表に出ることはなかった」
「後輩に伝えるということは、言っている本人の決意表明という意味もある。半日や一日早い特ダネはやりがいがある。他社が追いかけて報じるからだ。他社が追いかけてこそ、出し抜く気分を味わうことができる」
「しかし真の特ダネはそうならないことが多い。闇融資も捜査費もキャンペーンを張ったのは高知新聞だけだった。全国的にほとんど知られることもなく、いわば孤独に耐えながら報道を続ける。このことを高知新聞では『一人旅』と形容している」

ちょっとこの新聞が、どういう報道をしているか(他で報道していない事件などがあるのか)、に興味を持ちました。
ブックマーク登録コメントを見てたら、
はてなブックマーク - ニュースの現場で考えること「一人旅」について
ぼくとあまり意見があわないことが多い(多分ぼくをアマチュア右翼とでも思ってるんじゃないのかな)クールコメントがナイスなid:swan_slabの人も、あまりシニカルクールでないコメントを残してました。
ということなので、あまりイデオロギーとか政治的とかシニシズムとかと関係なく、高知新聞は応援してもいいんじゃないかと思いました。