アクセス数は常連さん、被はてなブックマーク数は雑誌掲載
以下のところからいろいろと思うこととして。
→Tomo’s HotLine: [Blog]私がアクセス数よりもはてブのブックマーク数を気にする理由
→北の大地から送る物欲日記 - アクセス数は通りすがり、被はてブ数は立ち止まってくれた人
ブックマークされることを意識したテキストというのは、個人的には長続きしない、刹那的な話題になりがちだなぁ、と自分では思っています。
そもそもぼくの日記は、他者(他ブログ・サイト)への言及が少ないところなので*1、そんなにアクセス数が多くなるわけがないんですが、老舗の強みで昔からの常連が一定数いるせいか、何を書いても一定の読者がいる、ということは励みになっているわけです*2。
もともとぼくは、ネットのテキストに関しては非マスコミ的ロングテールな部分が魅力に思っている人間なので、情報やテキストの消費がブックマークというシステムによってより刹那的になっている部分に危惧を感じています。ニュースクリッピング系ニュースサイトのほうが各人の主体として「なんで今ごろこんなエントリーが」と思うようなことがあったりして(多分そのサイトの運営者が「知らなかった」という個性の問題でしょうか)かなり新鮮で、まぁ、ブックマークにもそういうネタはないことはありませんが、量的には少ないわけで。
→アクセス数は通りすがり、被はてブ数は立ち止まってくれた人(from 北の大地から送る物欲日記)(明日は明日の風が吹く)
被ブクマ数が質を表すかというと、現状はまだそうなっていないと思う。実際、自分の被ブクマ数が多い物を見ると、ほぼ全て「ネット関係」の話題だ。「ひとりごと」の被ブクマ数BEST20を見ても、一つを除いて全てネット関係の話題だしねぇ(参考:「ひとりごと」人気順リスト)。
仕事の話、子育ての話になると、ほとんどブクマされない。でも、コメントを貰ったりする事はある。それはそういう分野に興味がある人が0じゃないからだろう。でも、総数として多くない(ネット世界に)ので、ブクマされないという事はあるかな。まぁ、それ程面白くないという事もあるだろうけど、それならネット論だって同じようなレベルの文章だしね(私が書いているのだし)。
まぁ今回のこのエントリーは「ブックマークされることを意識したテキスト」の典型的な例でしょうか。というより、「数日経ったら忘れられてしまうようなテキスト」という感じでしょうか。
ということで、
1・ブックマークされやすいエントリーと、アクセス数が多くなるエントリーとがあり、それらは微妙に異なっている
2・前者のほうが刹那的、後者のほうがロングテール的になりやすい
3・いずれにしても「○○されることを意識してテキストを書く」のは、あまり意識しすぎてはいいことのように思えない
なのです。
たとえば別の判断基準として、「ブログルポ」の記事評価もあるわけですが、
→人気ブログポータル! ブログルポ
この中で、ぼくが書いたエントリーが、特定カテゴリーとはいえ2つも一位になっているのは、いい形でリアクションが見えていてうれしいことです*3。
(2006年6月5日)