『アドルノ伝』『地図で暮らしを読む東京の昭和 図説』『人類の足跡10万年全史』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年8月あたり)。

アドルノ伝

アドルノ伝

★『アドルノ伝』(S.M.ドーム 徳永 恂 監訳/作品社/8,190円)【→amazon
富裕なワイン商の息子として音楽家を志した幼・少年時代。カント哲学の影響下に哲学に開眼した青年時代。ヒトラー政権下でのアメリカ亡命。盟友ベンヤミンとの交友、ブロッホアーレント等との確執…。伝記的事実を丹念に辿りつつ批判理論の頂点=「否定弁証法」に至る精神の格闘の軌跡を描く。
図説 地図で暮らしを読む東京の昭和

図説 地図で暮らしを読む東京の昭和

★『地図で暮らしを読む東京の昭和 図説』(正井泰夫/監修/青春出版社/1,134円)【→amazon
「昭和」という激動の時代を「東京」はどう刻みつけてきたのか!街並みの移り変わりから人びとの暮らしぶり、そして世間を騒がせたあの事件まで―地図と写真で「東京の原点」がいま甦る。
人類の足跡10万年全史

人類の足跡10万年全史

★『人類の足跡10万年全史』(スティーヴン・オッペンハイマー/著 仲村明子/訳/草思社/2,520円)【→amazon
現生人類はアフリカで生まれた。一度は絶滅しかかったわれわれの祖先は、やがてアフリカを旅立つ。だがその旅立ちはたった一度しか成功しなかったという。なぜか?そしてアジアへ、オーストラリアへ、ヨーロッパへ、アメリカへ。人類は驚くべき速度で世界各地へ拡がっていった。気候の激変、火山の大噴火、海水面の大変動、さまざまな危機を乗り越えて―一体いかにして、どの道を通って、われわれは今ここにいるのか?その足跡はいかなる形でわれわれに受け継がれているのか?遺伝子に刻まれた人類の壮大な歴史を読み解き、化石記録と気候学からその足どりを追う!人類史の常識を覆す画期的な書。