『幸福大国ブータン 王妃が語る桃源郷の素顔』『雑誌記者向田邦子』『ヴィクトリア女王 大英帝国の"戦う女王"』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年10月あたり)。

幸福大国ブータン―王妃が語る桃源郷の素顔

幸福大国ブータン―王妃が語る桃源郷の素顔

★『幸福大国ブータン 王妃が語る桃源郷の素顔』(ドルジェ・ワンモ・ワンチュック/著 今枝由郎/訳/日本放送出版協会/2,205円)【→amazon
国民の約97%は幸福である(2005年の国勢調査より)。40年前には国土の5割以下だった森林面積が、7割以上に回復。…その国は、ブータン。経済成長ではなく「国民総幸福」を国の指標とし、独自の「豊かさ」を築くブータン。この幸福大国に生まれ育った第四代国王王妃が、知られざる祖国の素顔を、少女時代の思い出や年中行事、ブータン人の死生観などを通じて感性豊かに描く。
雑誌記者 向田邦子

雑誌記者 向田邦子

★『雑誌記者向田邦子』(上野たま子/著/扶桑社/1,575円)【→amazon
知られざる人気作家の若き記者時代。同僚だった無二の親友が綴る、銀座、映画、恋…の日々。
ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王” (中公新書)

ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王” (中公新書)

★『ヴィクトリア女王 大英帝国の"戦う女王"』(君塚直隆/著/中央公論新社/903円)【→amazon
植民地を世界各地に築き、「太陽の沈まない帝国」と呼ばれた19世紀イギリス。18歳で即位し、この繁栄期に64年間王位にあったのがヴィクトリアである。後に「君臨すれども統治せず」の確立期と言われ、女王の役割は小さいとされたが、実態は違う。自らの四男五女で欧州各王室と血縁を深めた女王は、独自外交を繰り広げ、しばしば時の政権と対立した。本書は、全盛期の大英帝国で、意思を持って戦い続けた女王の実像を描く。