『戦争の経済学』『嫉妬の正体』『技術戦としての第二次世界大戦』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年10月あたり)。

戦争の経済学

戦争の経済学

★『戦争の経済学』(ポール・ポースト/著 山形浩生/訳/バジリコ/1,890円)【→amazon
憲法9条改正?自衛隊を正規軍に?でもその前に一度、冷静になって考えてみよう。戦争は経済的にみてペイするものなのか?ミクロ・マクロの初歩的な経済理論を使って、現実に起きた戦争―第一次世界大戦から、ベトナム戦争湾岸戦争イラク戦争まで―の収支を徹底分析!「戦争が経済を活性化する」は本当か?徴兵制と志願兵制ではどちらがコストパフォーマンスが高い?軍需産業にとって実際の戦争にメリットはあるか?核物質闇取引の実際の価格は?自爆テロはコストにみあっているか?…などなど、戦争についての見方がガラリと変わる、戦争という「巨大公共投資」を題材にした、まったく新しいタイプの経済の教科書。自衛隊イラク派遣の収支を分析した、訳者 山形浩生による付録「事業・プロジェクトとしての戦争」も必読。
嫉妬の正体

嫉妬の正体

★『嫉妬の正体』(谷沢永一/著/ビジネス社/1,680円)【→amazon
人が人である究極の本質は嫉妬だ。この世は、嫉妬でつくられる―『人間通』が説く、嫉妬の歴史。
技術戦としての第二次世界大戦 (PHP文庫)

技術戦としての第二次世界大戦 (PHP文庫)

★『技術戦としての第二次世界大戦』(兵頭二十八/著 別宮暖朗/著/PHP研究所/680円)【→amazon
戦車、飛行機、大砲、小銃、自動車…。第二次世界大戦における日本の軍事技術力は、いかなるレベルにあったのか?そして戦争の敗因は一体どこにあったのか?本書は、日本軍の陸戦兵器を中心にその戦略や性能を“米英中ソ”の4つの対戦国と徹底比較していく。「日本製戦車のセンス」「手榴弾を愛した敵軍」など、激戦の意外な真実が明らかになる白熱の対談。