『土木遺産 世紀を越えて生きる叡智の結晶 2』『誠実という悪徳 E・H・カー1892-1982』『アルメニア共和国の建築と風土』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年11月あたり)。

土木遺産 II アジア編 世紀を越えて生きる叡智の結晶

土木遺産 II アジア編 世紀を越えて生きる叡智の結晶

★『土木遺産 世紀を越えて生きる叡智の結晶 2』(建設コンサルタンツ協会『Consultant』編集部/編/ダイヤモンド社/2,079円)【→amazon
古来より独自の思想で造り使われ続けている重厚な土木遺産や、そこにヨーロッパの近代技術が伝わり風土と融合して、さらに新しい魅力を醸し出している土木遺産…。アジアの文明や生活を支えつづけてきた土木遺産には、混沌とした中にも、先人たちの知恵と工夫、そして歴史が息づいている。ヨーロッパの土木遺産に続き、本書ではそんなアジアの土木遺産を紹介する。
誠実という悪徳―E.H.カー 1892‐1982

誠実という悪徳―E.H.カー 1892‐1982

★『誠実という悪徳 E・H・カー1892-1982』(ジョナサン・ハスラム/著 角田史幸/訳 川口良/訳 中島理暁/訳/現代思潮新社/6,720円)【→amazon
歴史家E・H・カー初めての評伝。知性に対して完璧なまでに真摯に生きることは、背徳なのか?二十世紀の幕開けとしてロシア革命の決定的重要性に気付いた若き日以降、彼の姿勢は幾多の変転を遂げる。E・H・カー90年の生涯を縦軸に、世界史の激動を横軸に、ほぼ一世紀の出来事を追う一大叙事詩。すべてのソヴィエト研究者、歴史の愛好家、国際政治研究者待望の書。
アルメニア共和国の建築と風土―Out of the Frame

アルメニア共和国の建築と風土―Out of the Frame

★『アルメニア共和国の建築と風土』(篠野志郎/写真・文/彩流社/2,940円)【→amazon
夥しい日常の言葉と石に封印された言葉。学術という枠組みの外側で、陽を懸けて二つの言葉は出会い、そこに風景が生まれる。アルメニア共和国に遺る、中世のキリスト教建築に内包された、千年の時を越えて静まり返る信仰の空間。