『ネットいじめ ウェブ社会と終わりなき「キャラ戦争」』『信州の相撲人』『地獄の日本兵 ニューギニア戦線の真相』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年7月あたり)。

ネットいじめ (PHP新書)

ネットいじめ (PHP新書)

★『ネットいじめ ウェブ社会と終わりなき「キャラ戦争」』(荻上チキ/著/PHP研究所/777円)【→amazon
インターネットはいじめの温床、匿名ゆえに陰湿な誹謗中傷の嵐。「子どもたちを守れ!」を合言葉に、ネットやケータイの使用規制が叫ばれる。はたしてこれで、いじめは減るのか?「学校裏サイト」を利用する子どもたちの生の声を分析すると、ネット空間は現実の人間関係の延長にあり、要は使う人間の質と環境が問題だとわかる。そしてそこには、空気を読まなければ叩かれる現代の若者事情が見え隠れする。学校でも、職場でも簡単に見えるようになった“陰口”。この息苦しさの正体が明らかになる。
信州の相撲人

信州の相撲人

★『信州の相撲人』(京須利敏/著/信濃毎日新聞社/1,260円)【→amazon
大相撲、アマチュア相撲界に精通した第一人者が、長野県の「相撲人」を発掘し光を当てた。江戸―昭和、幕内力士12人の詳細な「幕内全成績」と「長野県出身力士一覧」は貴重な資料。
地獄の日本兵―ニューギニア戦線の真相 (新潮新書)

地獄の日本兵―ニューギニア戦線の真相 (新潮新書)

★『地獄の日本兵 ニューギニア戦線の真相』(飯田進/著/新潮社/714円)【→amazon
敵と撃ち合って死ぬ兵士より、飢え死にした兵士の方が遥かに多かった―。昭和十七年十一月、日本軍が駐留するニューギニア島に連合軍の侵攻が開始される。西へ退却する兵士たちを待っていたのは、魔境と呼ばれる熱帯雨林だった。幾度なく発症するマラリア、友軍の死体が折り重なる山道、クモまで口にする飢餓、先住民の恨みと襲撃、そしてさらなる転進命令…。「見捨てられた戦線」の真実をいま描き出す。

読みたい本・次点。
『パリ音楽散歩』(フジコ・ヘミング/著/朝日新聞出版/1,575円)
『パリ、クリエイターのアトリエ パリ個性派アーティストのカラフルで刺激的なアトリエを大公開!』(エディシォン・ドゥ・パリ/編/エディシォン・ドゥ・パリ/1,995円)
『肉声の昭和写真家 12人の巨匠が語る作品と時代』(岡井耀毅/著/平凡社/840円)
『日米戦争はなぜ勃発したか メシの問題からみた昭和史と現代日本』(高橋英之/著/社会評論社/1,785円)
『日本の三大武将信長・秀吉・家康 比べてみると実像が見える』(歴史の謎を探る会/編/河出書房新社/540円)
『絶滅危機動物図鑑 消えゆく野生動物たち』(ジョージ・マクガヴァン/著 林良博/監修 村田綾子/[ほか]訳/ランダムハウス講談社/3,990円)
『戦場の特殊部隊』(アレグザンダー・スティルウェル/著 伊藤綺/訳/原書房/1,890円)
『総理の辞め方』(本田雅俊/著/PHP研究所/882円)
『太平洋戦争の秘密 これ1冊ですべてがわかる! 何のためのどんな戦いでどうやって日本は負けたのか?』(太平洋戦争研究会/編著/学研/500円)
『父・宮脇俊三が愛したレールの響きを追って』(宮脇灯子/著 小林写函/写真/JTBパブリッシング/1,575円)
『世紀のラブレター』(梯久美子/著/新潮社/714円)
『世界で一番笑える世界地図』(博学こだわり倶楽部/編/河出書房新社/540円)
『昭和史の逆説』(井上寿一/著/新潮社/714円)
『昭和天皇 1945-1948』(高橋紘/著/岩波書店/1,155円)
『昭和天皇・マッカーサー会見』(豊下楢彦/著/岩波書店/1,050円)
『昭和二十年の「文芸春秋」』(文春新書編集部/編/文芸春秋/998円)
『坂井三郎と零戦』(三野正洋/著/PHP研究所/777円)