『大統領になりそこなった男たち』『死体が語る歴史 古病理学が明かす世界』『文豪たちの大陸横断鉄道』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年9月あたり)。

大統領になりそこなった男たち (中公新書ラクレ)

大統領になりそこなった男たち (中公新書ラクレ)

★『大統領になりそこなった男たち』(内藤陽介/著/中央公論新社/798円)【→amazon
1人のアメリカ大統領が誕生するまでには、落選者の累々たる屍が築かれる。しかしその中には、後世に残る功績をあげた者も多い。顕彰すべき偉人として、切手に描かれた8人の生涯を追う。
死体が語る歴史

死体が語る歴史

★『死体が語る歴史 古病理学が明かす世界』(フィリップ・シャルリエ/著 吉田春美/訳/河出書房新社/2,940円)【→amazon
骨やミイラに秘められた驚異の真実。ジャンヌ・ダルクの聖遺物の真贋やフランス国王の心臓の行方、吸血鬼伝説の謎…。歯の年齢や消化器に残った食べ物、骨の異状などから明らかになった驚くべき事実の数々!ミステリー小説のような語り口でその真相に迫る。
文豪たちの大陸横断鉄道 (新潮新書)

文豪たちの大陸横断鉄道 (新潮新書)

★『文豪たちの大陸横断鉄道』(小島英俊/著/新潮社/735円)【→amazon
満州を珍道中した漱石、女一人でシベリアを横断した林芙美子、憧れの都パリを目指した荷風、利一、開戦間際のアメリカ大陸を駆け抜けた野上弥生子…明治以来、海外旅行は日本人にとって憧れだった。特に世界各地で張り巡らされつつあった鉄道は人々の旅愁を誘ったのである。そこには今とは対照的にスローテンポな車窓風景があった―。紀行文をひもとき、もはや忘れてしまった贅沢な時間、近代旅行史を振り返る。

読みたい本・次点。
『千年前の人類を襲った大温暖化 文明を崩壊させた気候大変動』(ブライアン・フェイガン/著 東郷えりか/訳/河出書房新社/2,520円)
『新説桶狭間合戦 知られざる織田・今川七〇年戦争の実相』(橋場日月/著/学研/777円)
『スタインウェイピアノのゆくえ』(【バン】田耕治/著/エピック/1,500円)
『幕末維新使節団のイギリス往還記 ヴィクトリアン・インパクト』(松村昌家/著/柏書房/8,190円)
『消える日本の自然 写真が語る108スポットの現状』(鷲谷いづみ/編/恒星社厚生閣/3,150円)
『近世ヨーロッパの書籍業 印刷以前・印刷以後』(箕輪成男/著/出版ニュース社/3,465円)
『大相撲あの力士、あの一番』(荒井太郎/著/ソニー・マガジンズ/893円)
『ガラパゴス化する日本の製造業 産業構造を破壊するアジア企業の脅威』(宮崎智彦/著/東洋経済新報社/1,680円)
『宮沢賢治のちから』(山下聖美/著/新潮社/714円)
『九鬼と天心 明治のドン・ジュアンたち』(北康利/著/PHPエディターズ・グループ/1,890円)
『戦国合戦・15のウラ物語』(河合敦/著/PHP研究所/735円)
『勝手にしやがれ 阿久悠やせ我慢の美学』(河村シゲル/著/ベストセラーズ/1,680円)
『B級グルメが地方を救う』(田村秀/著/集英社/735円)
『フッサール 傍観者の十字路』(岡山敬二/著/白水社/2,940円)
『20世紀アメリカと戦争』(堅田義明/著/学陽書房/1,995円)