『女の子を差し出せ』と言ったら強姦軍になるわけですか

 ぼくのほうの想像力が欠けているんだろうか。
不条理日記: 宝塚の生徒を慰安婦にしようとした日本軍

 これは2月9日朝日新聞「愛 タカラヅカ? 軍歌去りレビュー再び」より引用。

 戦時中、宝塚のレビューは禁止され宝塚大劇場は海軍に接収されて予科練の宿舎になり、宝塚の生徒らは各地の日本軍への慰問公演に動員された。
 泉エリザさん(芸名:千里ゆり)が1944年に、北海道や樺太への慰問に動員されたときのこと。ある晩トイレに起きると、付き添いの男性教師らが廊下に座り込んでいた。
「将校が『女の子を差し出せ』って。それで先生たちは寝ずの番をしてくれてたの」

 このように日本軍はアジア各地の女性を性奴隷にするだけでは飽きたらず、同胞さえも毒牙にかけようとしていたのだ。「国防」が聞いて呆れる。日本軍の、というか軍隊というものの本質を示すエピソードである。軍隊が出来ることと言えば虐殺、略奪、強姦であり、自国民もその被害から逃れられないのだ。
 こうした日本軍の実態を語り継ぎ、そこから軍隊の本質を学ばなくてはならない。そして軍国主義の復活を狙う勢力を倒し、侵略戦争の根源である天皇を廃止しなくてはならない。

 日本軍の虐殺、略奪、強姦の記録(証言?)は、宝塚の生徒と連動させなくてもあるし、天皇制のない軍隊の「虐殺、略奪、強姦」の記録(証言?)もあります
 朝日新聞の全引用は以下のところなどを参考に。
『愛 タカラヅカ?』軍歌去り レビュー - なんか良いことないかな〜 -
 あと、こんなのとか。
暁の脱走

戦場の小さな村で、「これだけ人がいて、慰安所がないとは非常識だ」という台詞があるし、兵士たちに酌をしろと言われた慰問歌手たちが「私たちは慰安婦じゃないのに」と文句を言う場面がある。つまり当時の観客には、これで「慰安婦」や「慰安所」の何たるかがわかったのです。

「酌をする人」=慰安婦