広島原爆の死者増を肯定する人は阪神大震災の死者増も考えるべきかも

阪神・淡路大震災 - Wikipedia

死者:6,433名 行方不明者:3名 負傷者:43,792名

 ↓は2008年のニュース。
昨年の「孤独死」60人 阪神大震災の復興住宅 - MSN産経ニュース

 阪神大震災の被災者向けの災害復興住宅で、1人暮らしの入居者が誰にもみとられずに亡くなる「孤独死」が昨年1年間で60人見つかっていたことが分かった。前年より6人少ないが、死後11日以上が過ぎて発見されたケースが5件あった。仮設住宅が解消された平成12年からの8年間では522人。被災地では介護などの専門知識を持つ「見守り推進員」らが1人暮らしのお年寄りの見回り活動を続けているが、「孤独死」は後を絶たない。
 神戸市などの被災地に建設されたり、借り上げられたりした292カ所の復興住宅で、兵庫県警が変死として取り扱ったケースをもとに産経新聞がまとめた。
 60人の内訳は、男性が36人で女性が24人。年齢は53〜91歳で、平均年齢は75.5歳。死因別では病死が42人、自殺が8人、誤飲や転落などの事故死が7人など。8年間の「孤独死」のうち、男性は339人と女性の183人を大きく上回った。

 病死はともかく、自殺・事故死は、ひょっとしたら阪神大震災がなかったら死ななかった人かも、と少し考えてしまいました。
 もう最終的には、地震により被害を受けた地域に当時生きて住んでいた人が全員亡くなるまで、「死者」の数は増え続けるべき、と主張する人が出てきてもおかしくない。
 
(追記)
被爆者健康手帳」というのは、原爆が落ちた当時にどこにいたか、で発行される、「地震の際にどこにいたか」と変わらないもののようだと思う。たとえば、当時の原爆による放射線リスクで現在ガンになって死んだ、というケースを否定するのは難しいけど、リスクに関して言えば別の要因でガンになる可能性のほうが高いと思う。原爆投下後数年はともかく、数十年というのはどうなんだろうな。