『ああ、なんて素晴らしい!』ほか

今週の読みたい本・おすすめ版。
1週間に14冊紹介(当分)。
 

ああ、なんて素晴らしい!

ああ、なんて素晴らしい!

★『ああ、なんて素晴らしい!』(ショーン・ウィルシー/新潮社/2940円)【→amazon
ママの親友だったはずの女に大富豪のパパを奪われ、家庭は崩壊!寄宿学校で待っていたのは、おかしなヤツばかり。僕はイジメに走り、ドラッグを覚え、本当にダメになりかけたんだ…話題の雑誌「McSweeney’s」の辣腕編集者がくぐり抜けた青春の夢と悪夢を描く自伝。
 
「阿修羅像」の真実 (文春新書)

「阿修羅像」の真実 (文春新書)

★『「阿修羅像」の真実』(長部日出雄/文藝春秋/819円)【→amazon
半世紀ぶりに興福寺を出た阿修羅像は、全国を回り、百六十万人を動員した。時代を超え、見るものを惹き付ける秘密は何か。天平の世を生き抜いた、稀有な女性の生涯に迫る。
 
江戸東京 残したい地名

江戸東京 残したい地名

★『江戸東京残したい地名』(本間信治/自由国民社/2625円)【→amazon
懐かしくて新しい「東京」の魅力は地名を知ればもっと深くなる。あの町この町の忘れられた歴史、暮らしと自然が鮮やかによみがえる時空を超えた“東京散歩”。
 
実見 江戸の暮らし

実見 江戸の暮らし

★『実見江戸の暮らし』(石川英輔/講談社/1470円)【→amazon
低エネルギーでも豊かな暮らし。図会、絵草紙、挿絵に見る江戸の暮らしは、彩り豊か。思わずつぶやく「江戸に住みたい!」エコ生活の原点、現代を生きるヒント。
 
進化考古学の大冒険

進化考古学の大冒険

★『進化考古学の大冒険』(松木武彦/新潮社/1260円)【→amazon
地球に生きるヒトの身体の基本設計とは何か?私たちの祖先は縄文時代になぜ土器に美を求め、農耕とともに戦争を始め、紀元後に巨大な古墳を造ろうとしたのか?また、文字の衝撃をどう受けとめたのか?旧石器時代から古墳時代まで―モノを分析して「ヒトの心の歴史」に迫り、日本人の原像をも問い直す考古学の最先端。
 
西南シルクロード紀行

西南シルクロード紀行

★『西南シルクロード紀行』(宍戸茂/朝日出版社/1890円)【→amazon
中国最後の秘境・雲南の古道に挑む!知られざる東西交易の路。二千年前につくられた石畳を探して。
 
中国古代の生活史 (歴史文化セレクション)

中国古代の生活史 (歴史文化セレクション)

★『中国古代の生活史』(林巳奈夫/吉川弘文館/2940円)【→amazon
中国古代の生活のすべてを豊富な考古遺物・図像資料をもとに、第一人者がやさしく説きあかす。衣・食・住から農・工・商業の活動、交通・戦争・文書・宗教等、国家や社会の機構まで、中国大陸に咲いた古代文明を探る。
 
朝鮮人特攻隊―「日本人」として死んだ英霊たち (新潮新書)

朝鮮人特攻隊―「日本人」として死んだ英霊たち (新潮新書)

★『朝鮮人特攻隊−「日本人」として死んだ英霊たち』(裴淵弘/新潮社/714円)【→amazon
第二次大戦末期、特攻隊の一員として日本軍に加わり、死んでいった朝鮮半島出身者たちがいた。その数およそ二十名。韓国という国が存在しなかった当時、半島出身者が「日本人」として生き、死んでいくのは当然のことだった。しかし、祖国独立後の反日的な世論の中で、彼らは「国賊」的存在としてタブー視されてきた。いったい彼らは、何のために死んでいったのだろうか。歴史の闇に埋もれた真実を掘り起こす。
 
謎の渡来人 秦氏 (文春新書)

謎の渡来人 秦氏 (文春新書)

★『謎の渡来人秦氏』(水谷千秋/文藝春秋/788円)【→amazon
古代最大の人口を誇る氏族は、最高の技術者集団!政治や軍事には関わらず、織物、土木、酒造、流通など殖産興業に力を発揮。先端テクノロジーで古代国家の基盤をつくった民の素顔とは。
 
ビザンツ皇妃列伝―憧れの都に咲いた花 (白水uブックス)

ビザンツ皇妃列伝―憧れの都に咲いた花 (白水uブックス)

★『ビザンツ皇妃列伝−憧れの都に咲いた花』(井上浩一/白水社/1365円)【→amazon
黄金の満ち溢れるきらびやかな文化、帝位をめぐる血なまぐさい陰謀…。古代ローマ帝国の東西分裂の後、5世紀から15世紀半ばまで、ビザンツ帝国一千年の興亡を、庶民から他国の王女まで8人の皇妃の伝記として描き出す。
 
フランス料理二大巨匠物語---小野正吉と村上信夫

フランス料理二大巨匠物語---小野正吉と村上信夫

★『フランス料理二大巨匠物語−小野正吉と村上信夫』(宇田川悟/河出書房新社/1890円)【→amazon
ホテルオークラと帝国ホテル。両総料理長の料理にかけた命。戦前に西洋料理の厨房に身を投じ、一流シェフを目指し、戦後日本のフランス料理の確立にむけ切磋琢磨し、リードした究極の好敵手の本格評伝。“本物の味”を追求する、苦心と情熱の奮闘記。
 ★『幻の王国・狗奴国を旅する−卑弥呼に抗った謎の国へ』(赤塚次郎/風媒社/1680円)【→amazon
日本列島の二、三世紀の風景を考古学資料を駆使して再検討し、邪馬台国の最大のライバル・狗奴国の実態を探る。
 
南ドイツの川と町

南ドイツの川と町

★『南ドイツの川と町−イーザル、イン、ドナウ、ネッカー』(柏木貴久子・松尾誠之・末永豊/三修社/2730円)【→amazon
川をめぐる旅を一緒に体感しませんか?ミュンヒェンを流れるイーザル川、スイスを源泉としてドナウ川に流れ込むイン川、ヨーロッパの大河ドナウ川、氾濫を繰り返す暴れん坊のネッカー川、それぞれが愛着をもつ川をその流れに沿って歩いてみました。
 
とんぼの本 ローマ古代散歩

とんぼの本 ローマ古代散歩

★『ローマ古代散歩』(小森谷慶子・小森谷賢二/新潮社/1575円)【→amazon
ローマほど心躍る街はない!おなじみのコロッセオフォロ・ロマーノ、カラカッラ浴場に加え、世紀を超えた発掘によって次々に出土する新たな遺構―。古代ローマ文化が息づく歴史都市は新発見の驚異にも満ち溢れている。最新の考古学・歴史学の知見を盛り込んだ待望の改訂版。