『奇跡の団地阿佐ケ谷住宅』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
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奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅

奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅

★『奇跡の団地阿佐ケ谷住宅』(三浦展・編著/王国社/2100円)【→amazon
昭和30年代、日本住宅公団の時代。こういう田園都市的なイメージを持った公団住宅がなぜ生まれ得たのか?単に近代的な団地をつくるということだけではない、何らかの思いがあったのではないだろうか。この点がまさに本書全体で問いたいテーマである。
 
第二次世界大戦紳士録

第二次世界大戦紳士録

★『第二次世界大戦紳士録』(ホリエカニコ/ホビージャパン/1575円)【→amazon
月刊アームズマガジン連載コラムの単行本化。第二次世界大戦時の著名人の知られざるエピソードがコミカルに、時にシニカルに描かれており、歴史の本としても楽しめる内容となっている。
 
ポスト学生運動史―法大黒ヘル編 1985~1994

ポスト学生運動史―法大黒ヘル編 1985~1994

★『ポスト学生運動史−法大黒ヘル編 1985〜1994−』(中川文人/彩流社/1890円)【→amazon
バブルに浮かれた時代の裏側で本当にあった革命と戦争の話。「日本の89年革命」を牽引した「法大黒ヘル」の元リーダーの回想記。これまで誰も語らなかったセクトノンセクト内ゲバの実態、現在に続く「共産主義崩壊」後の運動の源流がはじめて明らかになる。
 
ほつれゆく文化―グローバリゼーション、ポストモダニズム、アイデンティティ (叢書・ウニベルシタス)

ほつれゆく文化―グローバリゼーション、ポストモダニズム、アイデンティティ (叢書・ウニベルシタス)

★『ほつれゆく文化−グローバリゼーション,ポストモダニズムアイデンティティ−』(マイク・フェザーストン/法政大学出版局/4095円)【→amazon
モダニティの複数性を捉える。ポストモダニティを捉えようとする社会学は確固たる理論的営みであるべきだ。創刊以来27年、斬新なトピックに取り組み続ける学術誌Theory,Culture & Societyの編集長として、グローバルな文化変容を解明してきたM.フェザーストンの著書、待望の邦訳。
 
科学と実在論―超越論的実在論と経験主義批判 (叢書・ウニベルシタス)

科学と実在論―超越論的実在論と経験主義批判 (叢書・ウニベルシタス)

★『科学と実在論−超越論的実在論と経験主義批判』(ロイ・バスカー/法政大学出版局/4620円)【→amazon
哲学の枠を超えて再評価され、人間・社会科学の諸分野を横断する学術潮流へと発展した“批判的実在論”の古典。科学哲学批判の諸成果をふまえ、その批判を実証主義の源流たる古典的経験論にまで遡って推し進めつつ科学の本質と構造に挑む。