『沸騰都市』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

沸騰都市

沸騰都市

★『沸騰都市』(NHKスペシャル取材班/幻冬舎/1995円)【→amazon
バブルに踊り、世界大不況で失墜した、世界8つの都市の物語。
 
人物で語る化学入門 (岩波新書)

人物で語る化学入門 (岩波新書)

★『人物で語る化学入門』(竹内敬人/岩波書店/840円)【→amazon
世界は何からできているのか? 人間の手でまったく新しい物質をつくることはできるのか? 化学者たちの奮闘と発見の物語を通じて、化学の考え方が理解できる。革命の断頭台の露と消えたラヴォアジエ、フグ毒を解明した日本の化学者たち、失敗が生んだノーベル賞など、無限に広がる物質世界の探検記。
 
大量絶滅がもたらす進化 (サイエンス・アイ新書)

大量絶滅がもたらす進化 (サイエンス・アイ新書)

★『大量絶滅がもたらす進化 巨大隕石の衝突が絶滅の原因ではない?絶滅の危機がないと生物は進化を止める?』(金子隆一/ソフトバンククリエイティブ/1000円)【→amazon
最初の生命が地球に誕生してから、全生物の70~90%以上が死滅する大量絶滅は、わかっているだけでなんと5度も起こっているという。また世界の生物学者のうち約70%が、いま現在この地球上で大量絶滅が進行中だと考えている、とするレポートもある。本書では、5度にわたる大量絶滅がどのように起こり、生物がどう危機を乗り越えてきたか、また大量絶滅がもたらした生命の進化について検証する。
 ★『パリのグランド・デザイン ルイ十四世が創った世界都市』(三宅理一/中央公論新社/882円)【→amazon
フランスが世界に誇る「花の都」パリ、そしてヴェルサイユ宮殿。これらを形作ったのは、ルイ十四世の治世に花開いた「グランド・デザイン」の思想だった。当時のフランスは、世界を席巻していたバロックに背を向け、徹底した計画志向の下でニュータウンを建設し、パリの街並みを整備し、ついにはヴェルサイユ宮殿を造営した。駆け引きに満ちた宮廷政治と、個性豊かな建築家たちの物語を通して、近代都市の源流に迫る。
 ★『紫 紫草から貝紫まで ものと人間の文化史』(竹内淳子/法政大学出版局/3150円)【→amazon
紫根染の技法を受け継ぐ人々や復元に力をつくす人々を各地にたずね、貝紫染の起源を求めて吉野ヶ里に至るとともに、紫をめぐる物語やエピソードに及ぶ。