『ガリレオの振り子−時間のリズムから物質の生成へ−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

★『ガリレオの振り子−時間のリズムから物質の生成へ−』(ロジャー・ニュートン/法政大学出版局/2835円)【→amazon
ガリレオの振り子」の周期運動を頼りに、科学が時間をどうにか飼いならしていく歴史を概観する。
 
進化論はなぜ哲学の問題になるのか―生物学の哲学の現在“いま”

進化論はなぜ哲学の問題になるのか―生物学の哲学の現在“いま”

★『進化論はなぜ哲学の問題になるのか−生物学の哲学の現在−』(松本俊吉/編著/勁草書房/3360円)【→amazon
「生物学の哲学」では、既存の人文系、哲学系という枠を超えて議論が繰り広げられている。本書は、日本における「生物学の哲学」の中心的研究者たち9人が、進化論を軸に、科学哲学、生物学、システム理論、数学、物理学、心理学、人類学、歴史学倫理学など様々な分野と接点を持って、バラエティある話題を展開する。原理的な問題から個別的な問題へと読者を誘う1冊。
 
ダーウィンの珊瑚 (叢書・ウニベルシタス)

ダーウィンの珊瑚 (叢書・ウニベルシタス)

★『ダーウィンの珊瑚−進化論のダイアグラムと博物学−』(ホルスト・ブレーデカンプ/法政大学出版局/3045円)【→amazon
初期ダーウィンの進化のモデルは系統樹ではなく珊瑚(サンゴ)であった―初期のスケッチや覚え書きの分析を通してその事実に迫り、自然科学におけるイメージの意味、知の構築においてイメージが持ちうる可能性を掘り起こす超領域的ダーウィン研究。
 
グレイ解剖学の誕生―二人のヘンリーの1858年

グレイ解剖学の誕生―二人のヘンリーの1858年

★『グレイ解剖学の誕生−二人のヘンリーの1858年−』(ルース・リチャードソン/東洋書林/3360円)【→amazon
解剖学の名著が「解剖」された。28歳の執筆者と24歳の画家…もえる希望と野心をないまぜに駆け抜けた近代医学の青春期。
 
葡萄酒の戦略 ―ワインはいかに世界を席巻するか

葡萄酒の戦略 ―ワインはいかに世界を席巻するか

★『葡萄酒の戦略−ワインはいかに世界を席巻するか−』(前田琢磨/東洋経済新報社/2520円)【→amazon
なぜフランスワインは世界一なのか?第三世界差別化戦略と、意外な落とし穴とは?後発日本はどう戦うべきか?消費者本位の戦略とは何か?ワインの知識を深めながら戦略の真髄を学ぶ戦略コンサルタントが書いた異色の書。