『スペイン内戦−1936−1939−上』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

スペイン内戦――1936-1939 (上)

スペイン内戦――1936-1939 (上)

★『スペイン内戦−1936−1939−上』(アントニー・ビーヴァー/みすず書房/3990円)【→amazon
通説をくつがえす新たな通史の誕生。第二次世界大戦の前夜に、軍事クーデタに始まり代理世界戦争に拡大した、二十世紀を象徴する戦いを詳述し、スペインで絶賛、欧米でベスト&ロングセラー。
 
スペイン内戦――1936-1939 (下)

スペイン内戦――1936-1939 (下)

★『スペイン内戦−1936−1939−下』(アントニー・ビーヴァー/みすず書房/3780円)【→amazon
はじめて描かれる公平な全体像。ソ連崩壊で利用可能になった膨大な新史料を渉猟、内戦史の重要な空白を埋める。
 
諜報の天才 杉原千畝 (新潮選書)

諜報の天才 杉原千畝 (新潮選書)

★『諜報の天才杉原千畝』(白石仁章/新潮社/1155円)【→amazon
国難をいち早く察知する驚異の諜報能力。この男にソ連は震えあがり、ユダヤ系情報ネットワークは危険を顧みず献身した―。日本の「耳」として戦火のヨーロッパを駆けずり回った情報士官の、失われたジグソーパズル。ミステリアスな外交電報の山にメスを入れ、厖大なピースを70年ぶりに完成させた本邦初の快挙。日本が忘れ去った英知の凡てがここにある。
 
凋落 木村剛と大島健伸

凋落 木村剛と大島健伸

★『凋落 木村剛大島健伸』(高橋篤史/東洋経済新報社/円)【→amazon
日本初のペイオフ発動。「振興銀SFCG事件」は、何を物語るのか―金融史上かつてない特異な事件の全容を描く。
 
ドイツを焼いた戦略爆撃 1940-1945

ドイツを焼いた戦略爆撃 1940-1945

★『ドイツを焼いた戦略爆撃−1940−1945−』(イェルク・フリードリヒ/みすず書房/6930円)【→amazon
英米軍が5年にわたってドイツ全土に加えた史上空前規模の空爆。死者数は約60万人。贖罪のため封印されたドイツ民間人の苦しみにはじめて分け入り、爆撃戦争の真実を明らかにした類なき書。
 
東京―変わりゆく町と人の記憶 (写真アーカイブ)

東京―変わりゆく町と人の記憶 (写真アーカイブ)

★『東京−変わりゆく町と人の記憶−写真アーカイブ−』(大橋富夫/写真 益子義弘/文スケッチ 永田昌民/文スケッチ/秋山書店/2940円)【→amazon
神田青果市場国鉄上野駅、銀座路地裏、本郷菊坂界隈…。30年前の東京の「なりわい」と「憩い」の場を、臨場感あふれる写真と含蓄に富んだ探訪記で再現する。『店舗と建築』連載記事の中から「東京圏」に絞り単行本化。