『ヴィクトリア女王−大英帝国の“戦う女王”−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王” (中公新書)

ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王” (中公新書)

★『ヴィクトリア女王大英帝国の“戦う女王”−』(君塚直隆/中央公論新社/903円)【→amazon
植民地を世界各地に築き、「太陽の沈まない帝国」と呼ばれた19世紀イギリス。18歳で即位し、この繁栄期に64年間王位にあったのがヴィクトリアである。後に「君臨すれども統治せず」の確立期と言われ、女王の役割は小さいとされたが、実態は違う。自らの四男五女で欧州各王室と血縁を深めた女王は、独自外交を繰り広げ、しばしば時の政権と対立した。本書は、全盛期の大英帝国で、意思を持って戦い続けた女王の実像を描く。
 
資源に何が起きているか?―争奪戦の現状と未来を知る

資源に何が起きているか?―争奪戦の現状と未来を知る

★『資源に何が起きているか?−争奪戦の現状と未来を知る−』(柴田明夫/TAC出版事業部/1470円)【→amazon
「奪い合い」の始まった地下系エネルギー、急騰時代がやってくる水・食糧資源、さらには環境問題…日本は、あなたの暮らしは、どうなっていく?資源市場分析の第一人者が、迫り来る「危機の時代」を読み解く。
 
モスクワ特派員物語 エルミタージュの緞帳(どんちょう)

モスクワ特派員物語 エルミタージュの緞帳(どんちょう)

★『エルミタージュの緞帳−モスクワ特派員物語−』(小林和男/日本放送出版協会/1470円)【→amazon
ゴルバチョフの登場、ペレストロイカベルリンの壁の崩壊と冷戦構造の終焉、そして超大国ソ連の消滅-世界を大きく変える歴史の「うねり」に巻き込まれた著者の、モスクワ特派員物語。
 
江戸の女たちの湯浴み―川柳にみる沐浴文化 (新潮選書)

江戸の女たちの湯浴み―川柳にみる沐浴文化 (新潮選書)

★『江戸の女たちの湯浴み−川柳にみる沐浴文化−』(渡辺信一郎/新潮社/1260円)【→amazon
湯気の向こうに江戸の女たちの姿態が、生活が、見えてくる本!多くの川柳と絵図を読み解いて物語る―湯屋の実態。江戸庶民の哀感とユーモアたちこめる沐浴文化論。
 ★『ブラック・スワン−不確実性とリスクの本質−上』(ナシーム・ニコラス・タレブ/ダイヤモンド社/1890円)【→amazon
歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自由自在に駆けめぐり、人間の頭脳と思考の限界と、その根本的な欠陥を解き明かす超話題作。
 ★『ブラック・スワン−不確実性とリスクの本質−下』(ナシーム・ニコラス・タレブ/ダイヤモンド社/1890円)【→amazon
未来予測を切って捨て、経済学とファイナンス理論を根底から揺さぶり、ベル型カーブでは扱えない不確実性の核心に迫る。