『ネット大国中国−言論をめぐる攻防−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ネット大国中国――言論をめぐる攻防 (岩波新書)

ネット大国中国――言論をめぐる攻防 (岩波新書)

★『ネット大国中国−言論をめぐる攻防−』(遠藤誉/岩波書店/798円)【→amazon
グーグル撤退騒動から、08憲章、漁船衝突事件と反日デモ、そして中国茉莉花革命まで―。中国のいまを読み解くカギは、四・五億人の「網民(ネット市民)」にある。規制と検閲を強める政府と、網民の攻防を活写し、ネット世代「80后」のメンタリティーにも迫る。役人の腐敗や格差拡大が深刻化する中、「ネット言論」は民主化を導くのか。
 
彩色江戸物売図絵 (中公文庫)

彩色江戸物売図絵 (中公文庫)

★『彩色江戸物売図絵』(三谷一馬/中央公論社/1350円)【→amazon
奇抜な着想から生まれた人目をひく衣裳、思わず笑いを誘われる軽妙な身振り―。江戸の街を往来し、庶民に日用品を運んできた物売りの数々を、当時の絵画資料をよりどころにいきいきと再現、それぞれに鮮やかな彩色をほどこす。江戸風俗画の研究に打ち込んできた著者が二十数年の歳月をかけて描きあげた物売り百五十姿を、オールカラーで収録。
 
江戸の寺社めぐり―鎌倉・江ノ島・お伊勢さん (歴史文化ライブラリー)

江戸の寺社めぐり―鎌倉・江ノ島・お伊勢さん (歴史文化ライブラリー)

★『江戸の寺社めぐり−鎌倉・江ノ島・お伊勢さん−』(原淳一郎/吉川弘文館/1785円)【→amazon
泰平の世、全国の善男善女はこぞって名所めぐりの旅に出かけた。寺社参拝のために故郷を後にした庶民の覚悟や、文人層の修養と名所めぐりをかねた旅など、行動文化の視点から、旅の大衆化が進む江戸時代を探訪する。
 
江戸の食彩 春夏秋冬

江戸の食彩 春夏秋冬

★『江戸の食彩春夏秋冬』(高橋千劔破/河出書房新社/1785円)【→amazon
寿司、天ぷら、蕎麦、鰻…。江戸時代に誕生した優れた食文化。四季折々の旬の食材を創意工夫して楽しんだ江戸の人々。その歴史や伝説、名前の由来、漁法や栽培法にも触れた日本人の食の世界。
 
フーゾクの日本史 (講談社+α新書)

フーゾクの日本史 (講談社+α新書)

★『フーゾクの日本史』(岩永文夫/講談社/880円)【→amazon
作家が目撃した「もうひとつの」日本人  遊行女婦、白拍子、夜鷹、辻君、私娼、ソープランド嬢、ヘルス嬢……神代の時代から連綿と引き継がれてきた「一番古い商売」は日本人をどう変えたのか