『日本農業史』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

日本農業史

日本農業史

★『日本農業史』(木村茂光/編/吉川弘文館/3990円)【→amazon
農耕の始まりから現代まで、多様で豊かに発展した日本農業の歴史を、開発や経営、技術・農具、稲の品種、畠作の種類、減反など、分かり易く解説。旧来の農業史観に新視覚を提供し、自給率四〇%時代の農業に一石を投じる。
 
9回裏無死1塁でバントはするな(祥伝社新書234)

9回裏無死1塁でバントはするな(祥伝社新書234)

★『9回裏無死1塁でバントはするな 野球解説は“ウソ”だらけ』(鳥越規央/〔著〕/祥伝社/798円)【→amazon
アナウンサーや解説者が、まことしやかに述べる「野球のセオリー」。しかし、それらの戦術やプレーには、はたして合理的な理由があるのだろうか。こうした疑問に、統計学的な観点から答えようとするのが、本書で紹介する「セイバーメトリクス(野球統計学)」である。従来の「勘」や「感覚」に支えられた常識を覆す意外な「真実」が、データから見えてくる。
 
国語のため   (東洋文庫)

国語のため   (東洋文庫)

★『国語のため』(上田万年/平凡社/3360円)【→amazon
日清・日露戦争へと日本が帝国列強に比肩せんとする時代に、西洋の言語学に範をとりながら、国語と国語学の確立を唱えた上田万年の講演論文集『国語のため』と『国語のため 二』を併せて収録。
 
完全版 池澤夏樹の世界文学リミックス

完全版 池澤夏樹の世界文学リミックス

★『池沢夏樹の世界文学リミックス』(池沢夏樹/河出書房新社/2940円)【→amazon
河出版世界文学全集を個人編集した著者が、全集と並行して書き継いできた人気コラムを完全収録。ケルアックから石牟礼道子まで、新しい名作を独自の視点で紹介する最新の世界文学入門。
 
子規、最後の八年

子規、最後の八年

★『子規、最後の八年』(関川夏央/講談社/2415円)【→amazon
二十八歳で結核を発症し三十五歳で逝った子規。激しい痛みに堪えながら旺盛に表現する彼の病床には、漱石・虚子・秋山真之ら、多くの友が集った。近代日本の文芸表現の道筋を決めた、その“濃密な晩年”を描く。