『中国・台湾における日本像−映画・教科書・翻訳が伝える日本−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

中国・台湾における日本像―映画・教科書・翻訳が伝える日本

中国・台湾における日本像―映画・教科書・翻訳が伝える日本

★『中国・台湾における日本像−映画・教科書・翻訳が伝える日本−』(弓削俊洋/編著/東方書店/2310円)【→amazon
現代中国・台湾の映画・教科書・翻訳作品など、日本情報を伝達する種々のメディアに映し出される日本・日本人像を明らかにする。“反日”“親日”にとどまらない複雑な対日イメージが生み出される背景を探ると、内政問題や日中関係の軋轢、人々の価値観の変化が見えてくる。日本という“合わせ鏡”に映し出された現代中国・台湾の実情にも光を当てる。
 
山口組動乱 2008?2011 司忍六代目組長「玉座復帰」の光と影

山口組動乱 2008?2011 司忍六代目組長「玉座復帰」の光と影

★『山口組動乱!!−司忍六代目組長−「玉座復帰」の光と影 2008〜2011−』(溝口敦/竹書房/1470円)【→amazon
日本最多の構成員を擁する暴力団山口組の司忍組長が、再び6代目の椅子に座ることになった。暴力団が変質せざるを得ない今、司組長は今後どう舵を切るのか、その光と影に迫る。『実話ドキュメント』掲載を単行本化。
 
人類学の再構築―人間社会とはなにか―

人類学の再構築―人間社会とはなにか―

★『人類学の再構築−人間社会とはなにか−』(モーリス・ゴドリエ/明石書店/3360円)【→amazon
1世紀にわたる人類学の成果を総括し、人類学が今後いかなる道を歩むべきかを提示する。いま人類学は可能なのか、可能とするならばなにができるのか──著者の40年にわたるフィールドワークと透徹した思索の精華ともいうべきゴドリエ入門書。
 ★『〈都市〉のアメリカ文化学』(笹田直人/編著/ミネルヴァ書房/3150円)【→amazon
アメリカ“都市”の過去と現在をあぶりだす。アメリカの都市の成り立ちと現況の問題群を浮かび上がらせるアメリカ文化学の精華。
 
パリが愛した娼婦

パリが愛した娼婦

★『パリが愛した娼婦』(鹿島茂/角川学芸出版/2940円)【→amazon
シャンゼリゼブローニュの森、アパルトマン――。資本主義の発達と共に娼婦たちは街を跋扈しはじめた! 娼館の外に出た高級娼婦と私娼、ヒモや女衒、男たちの生態とメカニズムを、小説や資料を駆使して描き出す。