『数と正義のパラドクス−頭の痛い数学ミステリー−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

数と正義のパラドクス 頭の痛い数学ミステリー

数と正義のパラドクス 頭の痛い数学ミステリー

★『数と正義のパラドクス−頭の痛い数学ミステリー−』(ジョージ・G.スピロ/青土社/2520円)【→amazon
多数決がいちばん公正と誰もが思う選挙や投票だが、そのシステムは実は欠陥だらけ。パズル結果のような数値の横行が、権力を支配し左右する―。この数と正義のパラドクスという難題に、数学・統計学や数学者列伝、さらに哲学・歴史・政治学から大胆・精緻に迫る。民主主義にとって数とは何なのか。
 
万年筆国産化一〇〇年―セーラー万年筆とその仲間たち

万年筆国産化一〇〇年―セーラー万年筆とその仲間たち

★『万年筆国産化一〇〇年−セーラー万年筆とその仲間たち−』(桐山勝/三五館/1680円)【→amazon
デジタル化が進む今、万年筆はなぜ魅惑の道具になり出したのか?国産化一〇〇年の歴史を振り返ってみると、単なる筆記具にはとどまらない、人間と社会が交錯するドラマと、好奇心を誘う魅力に満ちあふれていた―。ジャーナリストの視点から考察した、まったく新しい「万年筆」本。
 
アートとデザインの構成学―現代造形の科学

アートとデザインの構成学―現代造形の科学

★『アートとデザインの構成学−現代造形の科学−』(森竹巳/編 穂積穀重/〔ほか〕著/朝倉書店/1885円)【→amazon
構成学の理論と展開を平易な表現と明快な論旨でわかりやすく解説。現代造形の核心をつかむのに役立つ研究領域を取り上げ、構成学の基本的な「ものの見方」や「考え方」を伝える。
 
ガンダムが教えてくれたこと

ガンダムが教えてくれたこと

★『ガンダムが教えてくれたこと−一年戦争に学ぶ“勝ち残る組織”のつくり方−』(鈴木博毅/日本実業出版社/1365円)【→amazon
ホワイトベースアムロの「戦場」、ブライトは口うるさい「上司」です。地球連邦軍は「官僚組織」ゆえ、素人集団のホワイトベースを認めようとしません。ジオン公国軍は典型的な「同族会社」で、家族同士の対立で崩壊します。アムロはクルーの応援で勝てたのに対し、シャアは一匹狼…。そう、ガンダムの世界は、実は「組織論」として読み直せるのです。ガンダムに学ぶ、混迷の時代を勝ち抜くマネジメント術。
 
名画の読み方 怖い絵の謎を解く

名画の読み方 怖い絵の謎を解く

★『怖い絵の謎を解く−名画の読み方−』(平松洋/新人物往来社/1890円)【→amazon
知的アクロバットと深い人間理解―これが名画の読み方だ!多数の名画が織り成す恐怖世界へようこそ!名作絵画に潜む戦慄の真実。