木下黄太さん、島田市のバグフィルターでセシウムが4割漏れるなんて論外です
また黄色い人が吹かしやがりましたが。
→静岡県島田市のガレキ焼却でバグフィルターで40%のセシウム137が取れていません。論外です。 - 放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」
このブログを見ている記者の皆さん、ネタになります(ちょっとでも良心がある記者向けです)。
国会の院内交渉は13時から衆議院の第一議員会館でおこなわれます。
記者会見は15時半からです。
細かいことは、本日午後となりますが、ポイントは簡単です。僕達の静岡グループにいる、技術研究者が、島田市の燃焼実験から下記のデータを割り出しました。
物質収支から算出されたCs137の除去率=65%
排ガス分析から算出されたCs137の除去率=53〜62%
つまり、異なる観点からの算出で、双方とも同程度の除去率と判明しました。およそ、40%のセシウム137が放出されている可能性がかなり高いということです。論外です。セシウム137はとれていません。
2012年3月26日のテキスト。記事にした間抜け記者は確認できませんでした。(2012年4月12日追記:東京新聞の佐藤圭記者は記事にしたようです。参考リンク。→【東京新聞】放射能知見無い 環境省「公言」|安心して暮らせる島田をつくる市民の会のブログ)
「僕達の静岡グループにいる、技術研究者」って、この人ですね?
→島田市の試験焼却結果を考える〜バグフィルターは本当に99.9%取れるのか?〜(pdf)
「集塵機入口」で32129Bq
「原灰」が209380Bq
「煙突出口」で111912Bq
いや、そもそも「島田市の試験焼却」って、バグフィルターの話じゃなくて、○Bq/kgの瓦礫を燃やしたら○Bq/kgの灰になるか、という実験ですから。
煙突出口からこんなに出たら、バグフィルターいらなくね?
一応、分かりやすいまとめ。
→バグフィルターの除去率は6割という何の根拠も無いお話 - Togetter
【2】ツッコミどころは無数にあるんだけど大事な部分を2点だけ。まず最初の推定では「出てきた灰に含まれるCsは燃やしたゴミのCsの6割」→「除去率6割」って言ってるけど、Csはフィルタにも残るから。バグフィルタの除去率を算出するのに、フィルタに残らないことを前提にしてどーすんの。
【4】はい次。もう一個の試算方法では「排気ガスのCsは燃やしたゴミのCsの4割」って書いてるんだけど、排気ガスのCs根拠は「排気量×検出限界」なのね。 Cs不検出の排気ガスに含まれるCs濃度が検出限界と等しい根拠は一切無し。
【6】で、笑っちゃうのが二つの妄想データを付け合せて「二つとも近い数字になった!これは真実だ!」って言ってること。近い数字になったんじゃなくて近い数字になるような破綻した条件を選んだだけでしょ。
ちょっと分かりにくいけど、こちらも参考に。
→「静岡県島田市のガレキ焼却でバグフィルターで40%のセシウム137が取れていません」ってホント? - Togetter
島田市の公式資料にリンクしておきますので、見てみてください。
→静岡県島田市田代環境プラザにおける岩手県山田町の災害廃棄物を含む試験溶融(焼却)に伴う放射能濃度他測定結果一覧(pdf)
1. 目的
災害廃棄物を法令及び静岡県の受入基準に適合し、災害廃棄物を受入した場合の受入前のデータと比較・検討できる試験溶融(焼却)データを得ること。
これは以下の日記に続きます。
→デマです→「島田市「放射能汚染深刻」環境省認める」(「福島県は「死灰の街」となった」はクソブログ)