森岡政宏氏のA級戦犯擁護に対する反論など

これは以下の日記の続きです。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050530#p1
 
こんなところから。
滴水録(2005年6月2日)

森岡はおそらく「宣戦の詔書」すら読んだことがないのだろう。とかく天皇制についていろいろいうわりに、この国の似非保守主義者どもは「詔」すらきちんと読まない者が多い。嗤うべき現象。
明治から昭和までの三代の天皇は計4回、宣戦の詔書を発している。日清戦争日露戦争第一次大戦における対ドイツ、そして太平洋戦争だ。最後のものだけがそれまでのものと大きく違う内容となっている。日清戦争版には「苟モ国際法ニ戻ラザル限リ」、日露戦争版と第一次大戦版には「凡ソ国際条規ノ範囲ニ於テ」とあるが、太平洋戦争版には「国際法の遵守」に関する文言がないのだもちろん書いていないということが、すぐにそれを破ることを意味しているわけではない。しかしこの詔書の当初案には前例に倣って同じ文言があったにもかかわらず、最終的に削除されたことが確認されている。意識的に削除したということは「国際法のルールにのっと」る気などなかったことの現れだ。もしその気があったならば、わざわざ削除することはないのだから。つまり「歴史事実」が森岡の主張を否定している。

へー。
ちょっとその4回の詔書を読み比べてみたくなりましたが、これはネットで見つかるかなぁ…。