上杉隆さんの記事盗用疑惑について(見出し変えるかもしれない)

 こんなのがあったわけですが。くわしいことはリンク先をご覧ください。
上杉隆氏についての検証 - 記事盗用疑惑

検証結果:上杉氏の記事・著作は読売新聞記事からの 盗用 である疑いが強い
 
・上杉氏は、2011年9月22日のダイヤモンド・オンラインの記事およびそれを収めた著作において、昨年3月の原発事故後の各国による退避措置のリストを掲載している。これは 3月23日配信 のメルマガからの転載としているが、 内容は並び順から言葉遣いに至るまで3月19日付の読売新聞に掲載されたリストと同一 である。
・上杉氏はこのリストについて著作で 「 著者調べ 」 としている。
・上杉氏は上記引用の前文で、 読売を名指しにしつつ、大手メディアは海外政府の退避状況を殆ど報じてこなかった と非難 している。そのうえで、それら大手メディアが意図して報道せずにいた情報を暴露するという形で、 当の読売が報じた記事と同一のものを、自前の情報として披露 している訳である。
・すでに新聞で広く報じられたのと同一のものを、上杉氏がそのままメルマガで流して「 「デマ扱い」され、非難の集中砲火を浴びた 」というのもナンセンスであり、 したがってこれも上杉氏の嘘である疑いが強い 。

 要するに、上杉隆『国家の恥』p188に載っている「(2011年)3月23日現在、原発事故への各国への対応」の表が「(著者調べ)」になっているけれども、読売新聞2011年3月19日掲載「自国民に退避を求めている主な国・地域」の表とテキスト・国の並びがまったく同じなんじゃないの? という話。
 ぼくは『国家の恥』を確認していないのでよく分かりません。
 
 みなさんにお願いしてみたいこと。
1・『国家の恥』を確認する(ここ大事)
2・読売新聞に問い合わせをする(同一ソースを元に作られた表の可能性もあるし、読売新聞の記事の表を上杉隆さんが作ったかもしれない)。メールのほうがいいかもしれない。
3・上杉隆さんがネットや公の場で言ったことを(もう30回くらい聞いたことでも)よく聞いて保存する。有料の資料は買わなくてもいい。
4・上杉隆氏についての検証 - 記事盗用疑惑言及リンク・ツイートする。そうするといろんな意見が見られて参考になる。
 
 しないようにして欲しいこと。
1・『国家の恥』を確認しない(「こういう噂があるんだけど」という情報を流しては駄目)
2・出版社・著者に抗議をする(著作権侵害の抗議をしていいのは、この場合読売新聞だけだと思う)
 
 ただ、この表が「著者調べ」じゃないとしたら、『国家の恥』p189の、

 筆者のメルマガ「東京脱力メールマガジン」(まぐまぐ)の日付は3月23日現在とあるが、実際には3月15日にはほとんどの国がこうした勧告を出していたのである。
 ところが、当時の日本では、世界のこうした動きを報じるだけで「デマ扱い」され、非難の集中砲火を浴びたものだ。

 と書いてあるにもかかわらず、読売新聞は2011年3月19日、上杉隆さんより先に「世界のこうした動きを報」じているわけで(たとえ元原稿が上杉隆さんのものであっても)、ちょっとこの件に関しては大手マスメディア批判は難しいかな、と思いました。