2008-01-01から1年間の記事一覧

2008年の○冊(代行)

かつてこのようなことをやってくれたかたがおりましたが、 →今年の○冊 - chirashino☆ura(2005年) →今年の○冊 - chirashino☆ura(2006年) →2007年の○冊 - chirashino☆ura(2007年) 今年もやっていただけるかどうか不安なので、ぼくのほうでもやってみよう…

2008年に読んだ本のベスト10

回顧して、選べるほど読んでいたか不明だったんですが、とりあえず選んでみます。2008年じゃなくてそれ以前に出た本も含まれます。 1・翼のはえた指―評伝安川加壽子 (白水uブックス)作者: 青柳いづみこ出版社/メーカー: 白水社発売日: 2008/01/01メディア: …

『虚構機関』----2007年のSFは星新一と非コミュの年だった

こんな本を読みました。虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)作者: 田中哲弥,大森望,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/12メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 190回この商品を含むブログ (102件) を見る一応収録作をコピペしてから何か言…

『石川三千花の勝手にシネマ・フィーバー』『「地震予知」はウソだらけ』『カラヤンがクラシックを殺した』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。石川三千花の勝手にシネマ・フィーバー作者: 石川三千花出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/11/13メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る★『石川三千花の勝手にシネマ・フ…

ぼくの2008年のマイ・ベスト・エントリーの常識って世間の常識と食い違ってることが多いよね

見出しは一部ホッテントリメーカーで作りました。 少し早いんですが、今年発表したテキストで、割ともう少しいろいろな人に読まれるとうれしいと思えるようなエントリーを挙げて一年を回顧してみます。 ・「ネットカフェ難民」の定義と報道の問題について そ…

『談志映画噺』『まんがと生きて』『ヤングハズバンド伝 激動の中央アジアを駆け抜けた探検家』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。談志映画噺 (朝日新書)作者: 立川談志出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2008/11/13メディア: 新書購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (11件) を見る★『談志映画噺』(立川談志/著/朝日新聞…

「本の雑誌」(本の雑誌社)の経営危機について

以下のブックマーク・コメントから。 →はてなブックマーク - 本を一冊出したらどれくらいの金が動くかを他の業界(不動産業界)で考えてみる - 愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記 fujipon 『本の雑誌』の経営危機も、こういう「雑誌の衰退」の影響なのか…

本を一冊出したらどれくらいの金が動くかを他の業界(不動産業界)で考えてみる

ベストセラーじゃなくて、あくまでも「最低ライン」の線で言うと、2000円の本で5000部、というところか。漫画となるとケタが違うのでこれはまた別計算にして、1千万円。東武東上線沿線のワンルーム・マンションぐらいですか(ここらへんはあまり調べないで、…

『日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』『名作の戦争論』『明治時代の人生相談』

新しい複数の新刊情報源を見つけることができたので復活してみます。 本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリ…

最近の漫画は元気なのかどうかがわかるたった一つの方法

見出しは演出です。 とりあえず、メジャーと思われる少年誌が定期的に行なっている「新人賞」の応募総数の増減がどのような感じなのか、を見るといいかな、とか。 それも、3年・5年・10年前に比べて、増えてるか・減ってるか。 まぁ、雑誌の部数が落ちてい…

張作霖爆殺事件はコミンテルンの陰謀、と言っている歴史作家ドミトリー・プロホロフはロシアの八切止夫か

今さらですが、タモ神(田母神俊雄)氏の「論文」を読んで。 →日本は侵略国家であったのか 田母神俊雄(pdfファイル) 1928 年の張作霖列車爆破事件も関東軍の仕業であると長い間言われてきたが、近年ではソ連情報機関の資料が発掘され、少なくとも日本軍が…

Yahoo!ブックスの「本日発売の新刊」がひどい(いきなりひどくなった)

まずこれをご覧ください。 →Yahoo!ブックス - 本日発売の新刊(12月1日) →Yahoo!ブックス - 本日発売の新刊(12月2日) Yahoo!ブックスによると、12月1日に発売された本は6冊、2日は2冊という超少なさぶり。 日本の常識から言って、毎日新刊は100〜200冊(…

ブックマーク・RSSから(2008年2月)

あとでぼくのブックマークに入れたり入れなかったりするものの候補です。 mm(ミリメートル):信田さよ子『依存症』 信田さよ子著『依存症』(文春新著)読了。味も素っ気もないタイトルといい、生真面目な内容といい、文春新書というより昔の岩波新書みた…

『新聞と新聞記者のいま』『イブラヒム,日本への旅 ロシア・オスマン帝国・日本』『かくも不吉な欲望』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。新聞と新聞記者のいま作者: 本多勝一出版社/メーカー: 新樹社発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る★『新聞と新聞記者のいま』(本多勝一/著/新樹社/…

『日本の書物への感謝』『電気洗濯機100年の歴史』『偽りの民主主義 GHQ・映画・歌舞伎の戦後秘史』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。日本の書物への感謝作者: 四方田犬彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/10/30メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る★『日本の書物への感謝』(四方田犬彦/著/岩波書店/2,…

『幕末・明治の画家たち 文明開化のはざまに』『「テレビ鑑賞家」宣言』『あの映画は何人みれば儲かるのか? 映画×音楽×出版ヒット業界の謎が解け会計の仕組みがイメージできる!』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。幕末・明治の画家たち―文明開化のはざまに作者: 辻惟雄,安村敏信,大久保純一,佐藤道信,河野元昭,山梨絵美子,児島薫,S・アディス,宮下規久朗出版社/メーカー: ぺりかん社発売日: 2008/10メディア: 単行本 …

『ハシムラ東郷 イエローフェイスのアメリカ異人伝』『働きアリの2割はサボっている 身近な生き物たちのサイエンス』『漱石の大出血はアスピリンが原因か 作家たちの消化器病』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。ハシムラ東郷作者: 宇沢美子出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2008/10/28メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (16件) を見る★『ハシムラ東郷 イエローフェイスのアメリカ異人伝…

ブックマーク・RSSから(2006年8月)

あとでぼくのブックマークに入れたり入れなかったりするものの候補です。 久保マムシ:ゴボウのルサンチマン ゴボウは哀れに思われる。遺伝子操作によって生まれた最強便秘撲滅集団としか考えられないヒロイックなまでの繊維質。ボディービルダーの血と汗の…

『勝海舟を動かした男大久保一翁 徳川幕府最大の頭脳』『洋行の時代 岩倉使節団から横光利一まで』『ライトノベル文学論』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。勝海舟を動かした男 大久保一翁作者: 古川愛哲出版社/メーカー: グラフ社発売日: 2008/10メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見る★『勝海舟を動かした男大久保一翁 徳川幕府最…

『ヒエログリフ解読史』『探偵小説論 3』『最後のウォルター・ローリー イギリスそのとき』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。ヒエログリフ解読史作者: ジョン・レイ,田口未和出版社/メーカー: 原書房発売日: 2008/10/23メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る★『ヒエログリフ解読史』(ジョン・レイ/著 …

『飛行機と吊り橋、どっちが恐い? 本当によく分かる飛行機学入門』『それでも江戸は鎖国だったのか オランダ宿日本橋長崎屋』『インド厄介な経済大国』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。飛行機と吊り橋、どっちが恐い?―本当によく分かる飛行機学入門 (光人社NF文庫)作者: 阿施光南出版社/メーカー: 光人社発売日: 2008/10/01メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る…

『めし』----戦後すぐの大阪の街並みが楽しめる

成瀬巳喜男の映画ってはじめて見たけど、なんか面白いですな。舞台は大阪で、証券会社に勤める亭主(上原謙)を持つ、結婚5年目ぐらいの妻(原節子)が主人公。で、亭主の姪が家出して、狭い家に居候になる(彼女の観光案内ということで、当時=1950年代は…

ブックマーク・RSSから(2006年8月)

ひさびさに復活してみます。古いよ。 あとでぼくのブックマークに入れたり入れなかったりするものの候補です。 Dr.マッコイの非論理的な世界:政治ブログ大アンケート──小泉政権2001-2006通信簿 以上6項目の平均は「2.5」で、四捨五入すると「3」なので…

『サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か』『私のアメリカン★グラフィティ』『マキノ雅弘 映画という祭り』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か作者: ミチオカク,Michio Kaku,斉藤隆央出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2008/10/25メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 70回この商品を含むブログ (46…

『黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人』『闇の流れ矢野絢也メモ』『手塚治虫アートコレクション〜手塚治虫の遺伝子闇の中の光』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人 (講談社+α文庫)作者: 出井康博出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る★『黒…

『時代劇映画の思想 ノスタルジーのゆくえ』『すべては脚本・シナリオから始まる! 実践指導付き、プロ養成講座』『イタリア人の拳銃ごっこ マカロニ・ウェスタン物語』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。時代劇映画の思想―ノスタルジーのゆくえ (ウェッジ文庫)作者: 筒井清忠出版社/メーカー: ウェッジ発売日: 2008/10/20メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る★『時代劇映画の思想…

『アマゾンの旅 道路屋、道なき道を行く』『中国ポスター』『新海外ミステリ・ガイド』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。アマゾンの旅―道路屋、道なき道を行く作者: 荒尾眞弓出版社/メーカー: 皓星社発売日: 2009/08/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る★『アマゾンの旅 道路屋、道なき道を行…

『イギリスに花開くヘレニズム パルテノン・マーブルの光と影』『音楽業界で起こっていること』『フンボルト 地球学の開祖』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。イギリスに花開くヘレニズム―パルテノン・マーブルの光と影作者: 西山清出版社/メーカー: 丸善プラネット発売日: 2008/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る★『イギリスに花開くヘレ…

『ファッションの二十世紀』『日本の国宝、最初はこんな色だった』『最後の国民作家宮崎駿』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。ファッションの二十世紀 (集英社新書 466B)作者: 横田一敏出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/10/17メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る★『ファッションの二十世紀』(横田…

『巨大高層建築の謎 古代から現代まで技術の粋を集めた建造物のおもしろさ』『ワイマール期ベルリンの日本人-洋行知識人』『ルート66、66のストーリー』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。巨大高層建築の謎 (サイエンス・アイ新書)作者: 高橋俊介出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2008/10/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (10件) を見る★『巨大高層建…