『化粧にみる日本文化』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

化粧にみる日本文化 だれのためによそおうのか

化粧にみる日本文化 だれのためによそおうのか

★『化粧にみる日本文化』(平松隆円/水曜社/3675円)【→amazon
男も女も化粧をする。だが、その事実は忘れられ、化粧は女性だけのものと考えられている。心理と行動、文化と風俗の二つの側面からわが国の「化粧」をとらえ直す初の試み。
 ★『食堂車乗務員物語−あの頃、ご飯は石炭レンジで炊いていた』(宇都宮照信/交通新聞社/840円)【→amazon
今では一部の寝台列車に残るのみだが、かつては贅沢な旅の象徴であり、憧れの鉄道旅行シーンの代表格であった食堂車。本書は、その食堂車の全盛期に乗務をしていた著者による体験談、歴史秘話。読み進めるうちに、思い出の車窓風景や懐かしのメニューがよみがえる。
 
数学力は国語力

数学力は国語力

★『数学力は国語力』(齋藤孝/集英社/1260円)【→amazon
科学社会ニッポンに、理工系女子、増殖中!?こんなに論理力がついてどうする、男子!数学的考え方は日常生活でこんなに役立つ。
 
なぜ日本の製造業はもうからないのか

なぜ日本の製造業はもうからないのか

★『なぜ日本の製造業は儲からないのか−日本衰退論のウソ』(石川和幸/東洋経済新報社/1680円)【→amazon
日本の製造業が儲けを損なう5つの理由。「日本ダメだ論」「ガラパゴス論」は本当か。気鋭のコンサルタントが斬る「日本製造業崩壊論」の真実。
 
ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書)

ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書)

★『ネット帝国主義と日本の敗北−搾取されるカネと文化』(岸博幸/幻冬舎/798円)【→amazon
今ネットの世界では、グーグル、アマゾンなどに代表される米国ネット企業だけが莫大な収益を上げ、一人勝ちしている。これらの企業は、オバマ政権の後押しも受け、その帝国主義的拡大をさらに押し進めている。一例であるグーグル・ブック検索の問題では、ヨーロッパ各国政府がグーグルの提示した和解案に反対の姿勢を明確に示し、国家の威信をかけた抵抗が始まった。このままでは、いつまでも毅然とした姿勢を示さず政策を間違い続ける日本だけが、カネと文化を搾取されてしまう。国益の観点からネットの危機的状況を初めてあぶり出す。