LM review/生き急ぐ僕らの鼓動のその先にあるものを探して

LM review【メタル(デスメタル)】(こちらに移転→http://yaplog.jp/ingrained/
メタル(デスメタル)とか音楽の話を中心にした日記です。少し知らなすぎる世界が広がっています。
 
生き急ぐ僕らの鼓動のその先にあるものを探して【私生活と毒】
私生活と毒の吐き具合がステキな個性を感じさせる日記です。そういうので第三者的に見て面白いのは少ないので、これはまれな一例です。

(少し古い)『「くすり」から見た日本』『北辺の海の民・モヨロ貝塚』『不機嫌な作家たち』『奈良の大仏をつくる』『国産ロケットはなぜ墜ちるのか』『妄想に取り憑かれる人々』

本日の読みたい本・おすすめ版(2004年2月あたり)。
どんな内容の本かに関しては、リンク(「」印のところ)をクリックすると分かると思います。
 
『「くすり」から見た日本 昭和20年代の原風景と今日』(西川隆/薬事日報社/3700円)【→bk1】【→amazon
昭和20年代の「くすり」を通して見た戦後日本の原風景に焦点を当てながら、その軌跡と問題点を探り、同時にそれらに関連する今日的課題についても解析する。
 
『北辺の海の民・モヨロ貝塚』(米村衛/新泉社/1500円)【→bk1】【→amazon
北海道オホーツク沿岸の五世紀、北の大陸からやって来たオホーツク文化人が独自の文化を花開かせていた。その後、九世紀にこつ然と消えたこの北辺の海の民の暮らしを、その中心的な遺跡「モヨロ貝塚」から明らかにし、古代のオホーツク海をめぐる文化交流を描く。
 
『不機嫌な作家たち』(祖田浩一/青蛙房/2300円)【→bk1】【→amazon
昭和30年代。今日出海松本清張子母沢寛水上勉…どの作家もみな我侭で、威張っていて、多忙ゆえにいつも不機嫌だった。新聞小説の原稿を受取りに、作家のもとに毎日通い詰めた、通信社時代の著者の、悲哀と苦闘の記録。
 
奈良の大仏をつくる』(石野亨文/稲川弘明(いながわ・ひろあき)図 小峰書店/2700円)【→bk1】【→amazon
古い記録と、しばしば破壊されてはいますが、台座の蓮弁の部分など創建当時のままの個所ものこっている現在の大仏さまの調査および鋳造技術面からの推論などによって東大寺大仏建立の足跡をさぐります。
 
『国産ロケットはなぜ墜ちるのか H-〓A開発と失敗の真相』(松浦晋也/日経BP社 日経BP出版センター(発売)/1400円)【→bk1】【→amazon
ついに中国に抜かれた!気鋭の科学ジャーナリストが迫る技術大国ニッポンにぽっかり空いた「大きな穴」。
 
『妄想に取り憑かれる人々』(リー・ベア/日経BP社 日経BP出版センター(発売)/1400円)【→bk1】【→amazon
あまりに赤裸々故に誰にも言えなかった、ハーバード大心理学者が解き明かす強迫性妄想の真実。

「帝国」を語る/【ジェントリ】下位貴族・紳士階級について【地主】

最近の世界史板@2ちゃんねるの100越えスレッド。秀>優>良>並>駄、というのが目安です。荒れ・乱などというのもあり。
 

「帝国」を語る(定義良)

「「帝国」を語るのって、ブームなんですか?」(1)「パクス〜〜を名乗るのが密かなブーム」(10)「帝国は悪、という歴史観を見直そうって試みか」(11)「たしかに昨今の帝国インフレーションは酷いな。僕の回りにも、5年ぐらい前、突如「これからは帝国が来ます」と言い出した先生がいたよ。お前は小室哲哉と」(17)「小国をちまちま語るより帝国を語ったほうがカッコイイじゃん。なんかダースベイダーみたいだし 」(19)「皇民化政策ってアメリカを手本にしたという説があるらしいね」(27)「クロアチアの人が「僕らはセルビア帝国から独立したんだい」って言ってたよ。旧ユーゴも帝国らしいぞ」(31)「チムール、ムガールオスマンあたりはどう扱ってるの?」(41)「君主の称号が各種あるうちで大雑把に上級君主の称号を「皇帝」一般君主の称号を「王」と翻訳しているだけで深い意味はない」(42)「「帝国」論は定義が各人各様で、分析概念としては使いがたいとの論文が、今年の『史林』の特集の中にありましたね」(43)
だいたいこういう話は「それでは帝国の定義は」みたいなところで終始します。
 

【ジェントリ】下位貴族・紳士階級について【地主】(多面的良)

「貴族のスレがあるので立てました。爵位のない下位貴族からジェントリ、地主、大商人、銀行家、学者などの歴史、生活文化など幅広くお願いします。貴族との過激な比較はなしでまったりと」(1)「ユンカーより人気ありそうだな。今日の英国にはなさそうだが」(2)「貴族とか言えば聞こえはいいが、地主のことだろ。サーでもナイトでもない、名無しの名士、それがジェントリ 」(5)「紋章保持者や爵位はないけどde don vonがある人達ってことかな。日本で言うと名字帯刀とかかな 」(7)「19世紀までは、地主がのさばれたんだよね? 20世紀以降、没落した理由は?」(9)「下の中産階級の勃興と産業構造の変化が大きいのじゃないかな。民主主義の発展や共産思想で以前ほどちやほやされなくなっただろうし、発展途上国とかからの農産物輸入もあるし。ただ、BRICsなど発展途上国の人口増大や経済発展で長期的な食物インフレの予測もあるから、その中でブランド食物で新たな活路を見いだすとこもあるかも 」(14)「thanks 今でも、スペンサー伯爵家のような地主貴族は存在するし、フランスやイタリアでは、果樹園とホテル経営(昔の城館を使用)をしている貴族が一般的だからね」(15)「ワイン園を経営しているシャトーによく日本の旅行番組ってよく行くよね。そのときってフォンやドはついてても爵位はないみたいだよね。貴族のように権謀術数に巻き込まれることなく民衆にうらまれることもなく、貴族のほうにもたてることもできれば民衆のほうにも立てることができて、柔軟性がある階級なのかもしれない、だから英国を除く欧州大陸でもそういう階級の人のほうが残っていてワイン園などをしてTVに出ることができるのかも。源氏物語でも僧が光源氏に当時の紳士階級の受領階級の女が安定していていいって薦めていたしね。世界史はいつも上の王侯諸侯か労働者かどちらかの観点しか見ない2元論的なことがよくあるけど、こういうところからのアクセスもいいかも 」(16)「米国防総省によると温暖化で欧州を暖めていた暖流がこなくなって欧州は逆に寒くなるらしい。それも早くて2010年にはなるらしい。こりゃ近代農業の出来る地主はウハウハだね 」(18)「まあ、温暖化自体が起こっているかどうか怪しいという意見もあるけどね」(23)
多面的に雑談が展開しています。