「はてなダイアリー」ヤバい、というかブログ全体がもうヤバい
以下のところから、
→FC2インフォメーション | 国内ブログ第一位!
平素はFC2ブログをご利用頂き誠にありがとうございます。
この度、おかげ様でFC2ブログの1日のアクティブユーザー数が
日本国内第一位となりましたのでお知らせ致します。
※(2006年4月10日ブログファン様調べ)
一時的なものかも知れませんが、維持できるように努めて参ります。
こちらへ。
→ブログファン ブログ総合情報
4月15日のアクティブユーザー数
livedoor Blog 56724 人
FC2ブログ 49839 人
楽天広場 41070 人
ヤプログ! 35389 人
Yahoo!ブログ 33083 人
goo ブログ 25832 人
エキサイトブログ 20253 人
ライブドアは株の件があったので、少し伸びているかもしれないのですが、「はてな」も「ココログ」もないですな。
「はてな」はこんな感じでした。
→ブログサービス比較 - ブログファン ブログ総合情報
04-15 18115
ココログはこんな感じです。
04-15 8765
ま、負け組っすか? はてな、負け組っすか!? FC2ブログの1/3ぐらいしかアクティブユーザーがいないとは知らなかった。でもココログの倍はいるから、まぁいいか。って、それは「チャンピオン」の下に「少年エース」があるからまだいいか、というようなもの。それどころか、毎月のアクティブユーザーに関しては、こんな感じ。
ブログ名 | 2005-10 | 2005-11 | 2005-12 | 2006-01 | 2006-02 | 2006-03 |
---|---|---|---|---|---|---|
FC2 | 119333 | 135693 | 140516 | 161820 | 174808 | 191593 |
はてな | 60674 | 60907 | 58739 | 61393 | 60230 | 61548 |
ココログ | 29281 | 30347 | 35214 | 44516 | 44913 | 50168 |
つまり、他のブログが7割ぐらいこの半年でアクティブユーザーを増やしているのに対し、はてなは変わらず。つまり、はてなの現状のサービスでは、新しいユーザーを引きつけるには、他ブログと比べると見劣りがする、ということです(と、あえて断定してみたり)。なんか、ライブドアから他のブログに逃げているんじゃないかなぁ、とかも思ったんですが、ライブドアはこんな感じ。
2005-10 | 2005-11 | 2005-12 | 2006-01 | 2006-02 | 2006-03 |
---|---|---|---|---|---|
261725 | 272390 | 272630 | 288861 | 268280 | 266804 |
と、ほとんど変わっていません(微増しています)。
俺は、はてなの技術的な部分を支えているエンジニアのかたがたの実力は多分他のブログ・サービスを支えている人たちと遜色ないと思ってます。どころか、多分日本一かもしれない、とすら思っています。ただ現状で、「顧客(ユーザー)」を意識して、それを増やすようなサービスを提供できているかというと、ちょっと微妙な発言にならざるを得ないです。ソニーやホンダが松下やトヨタに勝てないのはなぜか、みたいな感じの。
たとえば、FC2なんですが、ここは毎日のように新しいテンプレートを作って提供しています。画像は1ギガまで利用可能です。アフィリエイトを含む商業利用も制限はありません。ランキングや新着記事は、積極的にトップページで扱っています。
まぁ、今の「はてな」には、ファンというか愛している固定ユーザーがかなりしっかりいると思うので、それを無視した戦略は逆に「新しいユーザーを引きつける」方向ではなくて「固定ユーザー離れ」を招く懸念もありますので何とも言えませんが(たとえば、ランキングのないところが俺にとっては「はてな」の一つの魅力です)、利用できる画像容量だけでももう少し増やしてくれないかな、というのが俺個人の不満です。
ではどうすればいいか、なんですが、「はてな」の経営者的な視点で考えると、「他ブログをもっと積極的に研究してみては」ということですね。つまり、俺の知っている(見た)限りでも「はてなやめて次のブログに移転しました」というのを、はてなダイアリーでの最後の書き込みにしている人がけっこういます。そういった人たちがどういうブログに移転し、その提供するサービスのどこが(その人にとって)魅力的だったのか分析して、それと同じあるいは似たようなサービスを「はてなマインド」を失わないでも提供できるかどうか考えてみることです。
ただこのような「顧客のニーズを考えた戦略」というのは、実は「顧客の数が頭打ち」になっているときの戦略でもあるので、積極的にユーザーが増えている(ブログ・ブームの)時には「とにかく何でも、できるようなことは提供してみよう」みたいな感じで自然増がはかれるわけですから、そういう意味ではブログに関してはネット・サービス全体に「安定(頭打ち)」感がもっと強くなっていきそうな気がします。だいたい、ブログで自分のことを日記的に書いていこうと思う人は、いくら増えてるとはいえ上限があります。それを考えると、「ブログ・ユーザーの数を奪い合う(シェア争いをする)」のではなくて「別のネット・サービスを提供する」という作戦のほうが、中・長期的にはいいのかもしれませんが、そういうことやって新規開拓した市場でも、しばらくするとシェアで負けてしまう、というのが(かつての)ソニーだったわけで…。
(追記)
こんな情報も。
→Yahoo!ニュース - 時事通信 - ブログ登録者868万人=半年で8割増−総務省
ブログ登録者868万人=半年で8割増−総務省
総務省は13日、インターネット上での開設が容易な日記風ホームページ「ブログ」の登録者数が3月末で868万人と、前年9月末から半年間で約83%増加したと発表した。サイトを通じた趣味や仕事など話題の交流が急速に広がっている。
また、閲覧者を友人らに限定できる「SNS」(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)も716万人と半年間で約79%伸びた。ブログは書き込んだ内容がネット上にすべて公開されるが、SNSは閲覧者の絞り込みが可能で、安心して参加できるメリットがある。
(時事通信) - 4月13日17時1分更新
俺は他ブログ・サービスのユーザーの伸びを「約7割増」と見たんですが、実際にはそれよりも多いみたいです。つまり、「はてな」がブログ・サービスの伸びと同じぐらいユーザーが増えていたら10万人を越えていた、ということになりますか。ただ、「登録者数」と「アクティブユーザーの数」はそのままイコールなわけではないので、アクティブユーザーに限定するとやはり6〜7割ぐらいかな、と。
あと、こんなコメントも。
→はてなブックマーク - 愛・蔵太の少し調べて書く日記:「はてなダイアリー」ヤバい、というかブログ全体がもうヤバい
2006年04月16日 movie_script 問題提起は面白いけど、データの信憑性に大きな問題が。スパムブログだけでアクティブユーザーが増えてても何にもなんないでしょうが?
確かに他のブログ・ユーザーを見ると、スパム系・アフィリエイト系がやたら多いのは気になるところです。そういう意味では、やはりブログはもう終わった、というか、もういっそ終わらせてしまったほうがいいのでは、とも思います。
(追記)
こんなのはどうかな。
→楽天広場という麻薬
はてな的な発想の一面を突き詰めると、楽天広場になるのだと思う。
楽天広場で自分のサイトを開設したら、何も書かないうちから10人も訪問者があって吃驚。宣伝を一切していないのにどうして10人もの方が訪問されているのですか? ……と不思議に思って調べてみると、プロフィールなどを登録するだけで、あちこちに私の日記にリンクが張られることが判明(しかも新着は目立つ位置で紹介されるのです)。それで、職業つながり、誕生日つながり、そういった関係で何人もの方がいらっしゃっていたんです。私自身は同属性の人の日記を読みたい! という興味があまりないので、意外な気がしました。
ちょっと申し訳ないなと思って、楽天広場の「テーマ」に沿って日記を更新。するとテーマ毎の新着情報から何人もの方がいらしたので、また吃驚。ReadMe!JAPAN の新着情報は全然宣伝効果がないことで有名なのだけれど、楽天広場では数百もあるテーマから好きなテーマを選んで日記を書くことによって、そのテーマに興味のある人をたくさん呼び寄せることができるというわけです。はてなのキーワード機能を、日記の新着告知という面でよりわかりやすく整理した形だといえそう。
ブックマークから(2006/04/16・その2)
あとで俺のブックマークに入れたり入れなかったりするものの候補。ときどきある【PR】のリンク先をクリックして何かを買うと、おいらに少しだけお金が入るのです(アフィリエイト)。
304 Not Modified : ブログは3人に向かって書け。
「仲間内にしか通用しない言葉には訳注をつける」とか、第三者にも読まれていることを忘れない。
アンカテ(Uncategorizable Blog) - ネット検閲批判は一筋縄ではいかない
倫理的規範(ガイドライン)を「外部」に求めるハードウェア・メーカーを批判してはいけない、という話。
[B面]犬にかぶらせろ! - “ロックオデッセイ”を笑え!
ロックオデッセイの感想リンク集。いろいろな音楽の楽しみかたがあるようです。
“オオカミに育てられた少女”は実在したか
都市伝説的な「オオカミ少女j(少年)」が実在可能か、ということを科学的に分析。面白いです。
◆モルモン教は信じるに足るか
モルモン教に批判的な人による、教義その他の批判的テキストがありました。
今では放送できないと思われる話@特撮
特撮以外にもいろいろ語られています。ソースは2ちゃんねるなので取り扱いとか言及には注意です。
ロックマン・パスワード集
なんか、ゲームのネタバラっぽいです。
ハナログ - ホテル・ルワンダ(2004)
映画『ホテル・ルワンダ』の映画的な(あまり啓蒙的なものとして見たわけではない)しっかりした感想。
TRiCK FiSH blog. - 映画「製作委員会システム」のメリットとデメリット
「資金調達のためのスポンサーを多く募ることを目的とした」システムについて。あと村上世彰氏のことも少し。