『ベルリン音楽異聞』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ベルリン音楽異聞

ベルリン音楽異聞

★『ベルリン音楽異聞』(明石政紀/みすず書房/2940円)【→amazon
ドイツ国歌の怪、ヒトラーの文化帝国、幻の指揮者レオ・ボルヒャルト、カラヤンとオペラ原語上演、忘れられた歌劇場、ユダヤ文化同盟、ヒトラーに褒められたオペラ、サイレント映画の音楽、踊り場デルフィ…逸話から浮かび上がるドイツ現代史の襞。
 
冒険のバロック 発見の時代の文化 (叢書・ウニベルシタス)

冒険のバロック 発見の時代の文化 (叢書・ウニベルシタス)

★『冒険のバロック−発見の時代の文化−』(ヴィンフリート・フロイント/法政大学出版局/7140円)【→amazon
固定概念から解き放たれたみずみずしい価値観を、文学、美術、建築、音楽、宗教、哲学、科学など多様な領域に探る。
 
『運命』はなぜハ短調で扉を叩くのか ~調性で読み解くクラシック~

『運命』はなぜハ短調で扉を叩くのか ~調性で読み解くクラシック~

★『「運命」はなぜハ短調で扉を叩くのか? 調性で読み解くクラシック』(吉松隆/ヤマハミュージックメディア/2100円)【→amazon
ベートーヴェン交響曲第5番「運命」に、ハ短調を選んだその理由は。―現役交響曲作曲家が解き明かす、ありそうでなかった「調性」本。
 
江戸の思想史―人物・方法・連環 (中公新書)

江戸の思想史―人物・方法・連環 (中公新書)

★『江戸の思想史−人物・方法・連環−』(田尻祐一郎/中央公論新社/840円)【→amazon
荻生徂徠、安藤昌益、本居宣長平田篤胤吉田松陰―江戸時代は多くの著名な思想家を生み出した。だが、彼らの思想の中身を問われて答えられる人は多くないだろう。それでも、難解な用語の壁を越え、江戸の時代背景をつかめば、思想家たちが何と格闘したのかが見えてくる。それは、“人と人との繋がり”という、現代の私たちにも通じる問題意識である。一三のテーマを通して、刺激に満ちた江戸思想の世界を案内する。
 
メディアの光景

メディアの光景

★『メディアの光景』(北野栄三/毎日新聞社/1680円)【→amazon
新聞、雑誌、テレビの現場で報道、編成に関わった著者が、様変わりするメディアの世界を、歴史的視点から俯瞰する新たなメディア論。