はじめに読むべきテキスト

【おすすめ系】
はてなダイアリー・キーワード「劣化ウラン弾」(リンク)
  文章量も少なく、基礎知識を得るにはこれで充分かと。
軍事板FAQ「劣化ウラン弾」(リンク)
  「珍説」を丁寧にサポートしています。
劣化ウランの すごい プロパガンダ(リンク)
  プロパガンダ分析など。
【中立系】
劣化ウランに関するよく尋ねられる質問(リンク)
  国際原子力機関IAEA)の公式説明です。かなり反・劣化ウラン弾陣営(劣化ウラン弾核兵器、と言っている人たち)を意識しています。(注:当初のテキストでは「アメリカ政府寄りの、というよりアメリカ政府の公式説明」としてましたが、アメリカ大使館のサイト中にあるテキストだったので、勘違いしてました。訂正しておきます。また、原文はこちらで読めます→http://www.iaea.org/NewsCenter/Features/DU/faq_depleted_uranium.html
武力紛争における劣化ウラン兵器の使用(リンク)
  学術的に語っている数少ないテキスト。なんでこれがgoogle検索で上位に来ないのか不思議。量は多いですが、かなりおすすめです。
劣化ウラン弾による被害の実態と人体影響について(リンク)
  やや左寄りで、最初の数行にはかなりガクッとなるところもありますが(それについては俺の日記の以下の記述参照→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040107#p1)、そこを我慢すれば読み物としては面白いです。ただ、学術論文的に読み解こうとすると、「ソース(元資料)は何?」と思うところが多く、元資料を知りたくなります。
【微妙系】
劣化ウラン弾(リンク)
  「劣化ウラン弾」に関しては、なぜかこのサイトが「反証・反論サイト」として引用されるケースが多いようですが、テキストとしては煽り的ニュアンスが強いうえ、科学的にヘンなところも感じられるので(いきなり「金属ウラン」ってどういうものか分かってないっぽいし)、実はあまりおすすめしにくいです。
劣化ウラン問題(リンク)
  「劣化ウラン弾」に関する、アメリカ政府による公的な反論・反証です。「欺まんの構造−サダム・フセインの情報工作とプロパガンダ」の「劣化ウランの脅威」へのリンクという、反・劣化ウラン弾側のプロパガンダに対する意見が、なかなか興味深いです。しかし、どこまで、何が本当なのか、に関しては一層の検討が必要なテキストでしょうか。
劣化ウラン弾 被曝深刻(リンク)
  中国新聞の人による、関係者の証言や実地検証などが含まれているレポート。ヒロシマの被害者の多い土地柄を背景にしているうえ、多分取材の金も「劣化ウラン弾のヒバク調査のため」みたいな感じで社に出してもらったのかな、と思えるぐらい「劣化ウラン弾の『放射能』による被害者」に関するテキストのように見えますが、注意深く読むと必ずしもそればかりとは言えない「戦争被害者」の率直な証言になっており、読ませます。ヒバク云々以外を除いて、曇りのない目で読み解けば、なかなかいいテキストなんじゃないでしょうか。
森住卓ホームページ(リンク)
  劣化ウラン弾による「かわいそうな子供」の写真を見せたい人がよくリンクしているページ。ただ、その子供たちが本当に劣化ウラン弾によって白血病その他になったのか、といった、ジャーナリスト的な興味を満たせてくれるような資料が豊富にあるわけではないので、メディアリテラシーに欠ける人間が見ると、少しまずいかも知れないようなサイトです。世の中の「真実」を客観的に報道するフォト・ジャーナリストというよりは、世の中の「悲劇」を主観的に情緒として伝え、それによって世の中を変えようと考えているフォト宗教家、フォト伝道者のかたのサイトというイメージがあります(宗教家・伝道者的な姿勢そのものを否定する気はありませんが…)。

※随時増やしていきます。