琉球新報「読者の声(論壇)」に少し珍しいものが

↓2003年9月2日づけ「日韓は北朝鮮のスポンサー 吉浜照訓」
http://www.ryukyushimpo.co.jp/dokusha/koe24/ke030902.html#koe01


 日本と韓国が国家大義のない惰弱な内政・外交を進めたため北朝鮮の核開発、拉致問題を国際問題化させている。現在、六カ国で核開発を断念させようと協議したが、日韓の道義的責任は大きい。日韓両国の共通点は自国防衛を米軍に任せた結果、国民が愛国心、国家意識をなくし腰抜けになり、北朝鮮のいいなりになったことである。

 北朝鮮の貧困と餓死は人災で、人口二千二百万人のうち百十万人の若い労働者を軍隊に徴用して各種生産力を極度に失わしめた結果である。兵糧が不足すると、日本政府は合計百二十万トンの米を支援した。さらに北朝鮮系金融機関に公的資金を注入して焦げ付かせ、万景峰号など北朝鮮と自由に往来させている船舶でパチンコ収益や莫大(ばくだい)なヤミ資金を持ち出せている。「悪の枢軸」の最大のスポンサーは日本と韓国だ。

 政府は「拉致問題の解決なくして日朝国交正常化、経済支援はない」と言うが、日朝国交正常化は順序として南北朝鮮の正常化の後に考えるべきである。韓国と北朝鮮は同胞だが、半世紀前の朝鮮戦争の停戦状態が続き、国境でにらみ合い、両国間でも自由往来はおろか国交正常化はできていない。兵法の「遠交近攻」に基づき日本が韓国の頭越しに日朝国交正常化を急ぐ必要はないのである。

 日本が北朝鮮と国交回復すると北朝鮮の一方的な利益あさり、工作活動、麻薬密輸など非合法活動が活発化して社会不安を煽るおそれがあり、経済活動、文化活動などが自由に出来るという幻想を抱くのは十年早い。

 北朝鮮が日本に援助を求める理由は「日本は三十五年間、朝鮮を植民地にした。朝鮮人を軍隊などに徴用して連行した」などである。しかし、朝鮮併合はポーツマス条約に基づく国際取り決めであり、また朝鮮人は日本人と同じように有償で徴用したのである。

 朝鮮併合に伴い日本は朝鮮全土に二千五百の公立学校を創(つく)り、さらに日本の帝大、士官学校にも入学させて人材育成を図った。遅れている社会資本を充実させ、近代化も推進したのである。

 沖縄県は二十七年間米国の植民地だったが、米国に謝罪を要求しないし、公的に非難中傷もしない。しかし、朝鮮は三十五年間、日本の悪性で植民地になったから謝罪せよ、賠償せよと要求している。それは親の借金をひ孫に請求するような理不尽さだ。

 日本は朝鮮の近代化に貢献したが、朝鮮人は日本人のカネで日本人を工作したり、内政干渉をしているだけだ。日本政府が北朝鮮、韓国に対する卑屈外交は理解できるが、謝罪ばかりした理由が分からない。

 戦後、いわゆる「平和憲法」と「日米安保」によって惰弱になった日本政府が北朝鮮の核開発、拉致問題の解決をどう図るか、国辱にならないようにただ祈るばかりだ。

産経新聞だったらそんなにびっくりはしないんですが…。投稿者の吉浜照訓さんは、「那覇ハーリー」というお祭りイベントの会長のようです。