横尾和子さんの気になる判例

↓俺の日記の前のこれを参照
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20031106#p6
あれこれ調べたら、こんなのがありました。
↓広島・大手町事件
http://www.kyuuenkai.gr.jp/shinbun/2003/20030205.html


 最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は1月14日、広島・大手町事件の上告棄却の決定をしました。
 大手町事件は1986年広島市で女性が殺され、粼田烈さん(当時26歳)が逮捕、起訴されたものです。粼田さんは一貫して無実を主張し、自白も目撃証言もなく、凶器もわからないなど、一切の物的証拠もありません。また、粼田さんには犯行時間帯に、婚約者と会っていたというアリバイがあります。控訴審では、現場に残された血痕の手形が被害者のものでもなく、粼田さんとも一致せず、第三者の犯行をうかがわせる重大な証拠が弁護団によって提出されていました。
 裁判所が採用した鑑定人も、この手形が真犯人のものである可能性が高いとしています。それにもかかわらず、高裁では、この鑑定に対してまともな検証も行わないままに、有罪判決(無期懲役)を言い渡していました。
 最高裁の決定は、弁護団が提出した客観的な証拠に対して何ら答えず、「刑訴法の上告理由に当たらない」、「原判決は、正当として是認できる」と、上告を退けました。
 粼田さんはこの決定を不服として、異議を申し立てました。
↓東京・米田事件−最高裁が不当決定
http://www.kyuuenkai.gr.jp/shinbun/2003/20030615.html

米田隆さんが痴漢冤罪を訴えていた米田事件(5月25日号紹介、懲役1年)に対し最高裁は6月2日付で上告棄却の不当決定を出しました。
痴漢冤罪事件のほうはもう少し検索するとさらにくわしい記事が引っかかるのかも。
少し驚いたことに、この2つの事件について、横尾和子さんの「最高裁において関与した主要な裁判」の例としては、最高裁判所は特に語っていないようです。
最高裁判所のサイト
http://courtdomino2.courts.go.jp/home.nsf
横尾和子さん紹介のサイト
http://courtdomino2.courts.go.jp/shokai_J.nsf/View01/09?OpenDocument&ExpandSection=2,1#_Section2
うーむ、日頃俺は「左寄りの人」あるいは「マスコミ」による情報操作(歪曲)についてもっぱら語っておりましたが、「国家寄りの人」についても同じような検証が必要、ということでしょうか。
追記:
事実誤認(多分)があったので、メモ。下のコメント欄をごらんください。判決文や最高裁判所の決定文に、少し目を通してみたいと思います(ネットで見当たらないかも知れないですが…)。