MSDSって何よ

MSDS(MaterialSafetyDataSheet.物質安全データシート)のことらしいです。
↓以下のコメントにより、テキストを覗いてみる
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/comment?date=20040129#c


# oojiji 『MSDSの和訳資料はここにありました http://www.env.go.jp/council/09water/y095-03/mat05.pdf の14P』
だいたいこんな感じ。

(3) 2003 年ガイドラインでの毒性評価
 ウランのヒトおよび実験動物における発がん性に関しては不十分なデータしかない。従ってウランの化学的毒性についてのガイドライン値はTDI アプローチによって算出された。適切な慢性毒性試験が見あたらなかったので、ウランをもっとも感受性の高い性と種に対して飲水中に溶かして投与して行われた今日までで最も詳細に行われた亜慢性毒性試験の結果(Gilman et al., 1998)を用いてTDI が算出された。ラットを用いた91 日間暴露実験(硝酸ウラニウム・6 水和物)では、腎臓での組織化学的変化を根拠としてLOAEL が0.06 mg U/kg bw/day であったことから、不確実性係数100(種間差および種内差を考慮)を適用して、TDI 0.6 mg/kg bw が算出された。この場合、NOAEL ではなくLOAELを用いたことによる追加的な不確実性係数を適用しなかったのは、報告されている障害の程度が極めて軽微なものであったことによる。また、91 日間の亜慢性毒性試験であったことによる追加的な不確実性係数も、ウランの腎臓での半減期が15 日と推定されることから試験期間として充分であること、また腎臓障害の程度が暴露期間を延長しても悪化するとは考えにくいことから適用しなかった。このTDI から、成人の体重を60kg、1 日あたりの飲料水量を2L、寄与率を50 %とすると、ガイドライン値は9 mg/L(丸めた値)となる。この値は疫学的研究のデータからも支持されている。飲料水のTDIへの寄与率を50%としたことは、食品からのウランの摂取が低いというデータから支持されている。ただ、ウランの毒性学および疫学データに関して極めて大きな不確実性が存在することから、このガイドライン値は暫定的なものとする。
 暫定的ガイドラインとする理由は、利用可能な処理技術では達成が困難であるかもしれないこと、健康影響に関するデータベースが限られていて分析疫学的研究をさらに実施する必要があることにもよる。また、尿細管の障害が発生した飲料水中のウラン濃度については依然不確かであり、低レベもよる。また、尿細管の障害が発生した飲料水中のウラン濃度については依然不確かであり、低レベル暴露で観察された障害の臨床上の意義も不確かであることも留意する必要がある。実際、30 mg/Lまでのガイドライン値でも、この濃度以下で観察された尿細管機能のマーカーは正常範囲内であったことから、腎臓毒性を防ぐのには充分かもしれない。
ほかにもいろいろ書いてあります。うーむ、正直言ってよく分かりません。
調べたところによるタームの補足。
TDI 一日耐容摂取量
LOAEL 最小無毒性量
NOAEL 無毒性量