密度の高い「イラク邦人人質事件」の、「報道」に関する批判テキスト

これはなかなか面白かったです。
↓マスメディアの「テロリズム
http://homepage2.nifty.com/k-sekirei/dojidai/iraq_01.html
↓マスメディアの「テロリズム」No.2
http://homepage2.nifty.com/k-sekirei/dojidai/iraq_2_01.html
特に「No.2」の、2ちゃんねるというメディアを知る前後の筆者の心の動きがなかなかです。


 『サンデー毎日』の記者や、宮台真司などという社会学者は、どうして「2ちゃんねる」の書き手を、頭から小ばかにしてかかるんだろうな。私がそう訊くと、娘は、「ああ、新聞とか週刊誌とかで一寸ものが言えるようになった人のなかには、自分を勝ち上がった、成功者みたいに自惚れてしまう人間がいて、『2ちゃんねる』で書いてる人たちのことを、どうせあの連中は負け犬で、ネクラなオタク揃いなんだ、と差別したいのじゃないかしら。トラックを1周遅れで走っていながら、自分じゃトップグループに入っていると思っている物書きって、案外多いみたいだから」。

 なるほど、それで正義の言論検察みたいな顔をしながら、「2ちゃんねる」バッシングに快感を味わっているわけだ。私はまたしても納得し、宮台真司タイプの決めつけ屋を、サヨキストと呼ぶことにした。
(「宮台真司の「2ちゃんねる」差別」より引用)

このテキストがあるサイトの製作者・亀井秀雄さんは、小樽文学館の嘱託館長で、どちらかというと左寄り的な人だと思うんですが…小林多喜二とかいるし。
しかし、

 ジャンカ北田暁大やサヨキスト宮台真司は、そして『サンデー毎日』の平野幸治たちも、「2ちゃんねる」との対決を避けている。避けて、遠くから、及び腰で吠えている。何故そう判断するか。政治的な関係妄想によって作った、イデオロギー的な二項対立のなかに「2ちゃんねる」を押し込み、これを蔑視し、排除するためのレッテル貼りをしているにすぎないからである。もし本当に彼らが「2ちゃんねる」を批判したいならば、彼ら自身、先に紹介したような文章や発言を、署名入りで、「2ちゃんねる」の掲示板に書き込み、論争を挑めばよい。怖かったら、署名はしなくてもいいが、とにかく、ああいう発言を掲示板に書いてみることだ。対話と対決がそこから始まる。
と亀井さんはおっしゃっておりますが、サヨキストの人は、署名入りで2ちゃんねるには書かないほうがいいと思いました。