昔のテキストを読み返してみて、俺は右にゆるいのかを考えてみる。あと町村外務大臣は本当は何と言ったのか、など

このあたりのやりとりから。
↓しょうもないブログですんませんm__m
http://ppfvblog.seesaa.net/article/677664.html

と言いながら、やはり勉強させてもらうところはちゃんと勉強させてもらおうということで、貴重な自由時間を割いてすばらしいブログをしばらく拝見させていただきました。ふむふむ、うんうん、ん?、あれ・・・・。非常に緻密かつ論理的なご指摘受けましたが、右系の話には随分ユルユルな気がするのは、きっと私が偏ってるからなんでしょう。

コメント欄へ。

右系の話には随分ユルユルな気がする

というのは、だいたい俺のテキストのどこらへんをご覧になっての感想でしょうか。まぁ、左系の人の言動のほうが面白いもので、ネタとして取り上げがちかなぁ、と自分でも何となく思う部分はありますが…。

これについては、貴ブログまだ丁寧に拝見していないので、はっきりとしたことは言えませんが、一つは中帰連について否定的なところ、「産経」「読売」に関する否定的な意見が見当たらなかったところ(ツッコミどころは結構ありそうな気がしますが、既に言及されてましたらごめんなさい)といったところでしょうか。

中帰連について否定的」と、テキストの判断をされるとは俺には思わなかったですが。
↓それに対する俺の言及は、以下の通りです
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040909#p1

向こうでは本当はどんなことがあったんでしょうか。「歪曲・捏造してでも批判します」的姿勢は、なかなか今の日本では難しいわけですが。

俺の判断ではこれは「中立的」なつもりだったんですが、ちょうど真ん中、という記述は難しいですね。

あと、「「産経」「読売」に関する否定的な意見が見当たらなかった」というのも気になったので、過去3か月分の俺の日記のテキストで、新聞記事に関する言及がどれだけあるか見てみました。事件の紹介ではなくて、テキストに関する俺の意見が添付してあるものを選んでみたため、遺漏がありましたらすみません。

2004年7月20日
↓最近気になった「報道」とその「訂正報道」
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040720#p1
Yahoo!共同(「日本にはがっかり」 陸自活動にムサンナ州知事
毎日新聞(フランス:パリ近郊の電車で女性暴行 「ユダヤ人だ」とカギ十字落書き…誰も助けず)
日本経済新聞(中国艦艇、日本政府の海洋資源調査を妨害)


2004年7月22日
↓「天声人語」と「地雷」に関する真実
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040722#p1
朝日新聞天声人語2004年7月22日づけ)


2004年7月23日
↓「日韓首脳会談後の共同記者会見」で、小泉総理は何と言っていたか
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040723#p1
朝日・産経・毎日・読売4紙(記入は五十音順です)


2004年7月26日
↓「天声人語」と「地雷」に関する真実・おかわり
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040726#p1
朝日新聞天声人語2004年7月25日づけ)

↓A・サンプソン『兵器市場』(TBSブリタニカ)を読んでみる
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040726#p2
朝日新聞(「経団連――日本の宝を捨てますか」2004年7月25日づけ社説)


2004年7月28日
↓朝日の「社説」と、チェーホフが言ったことの真実
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040728#p1
朝日新聞(「チェーホフ――変わらぬ世界とはいえ」2004年7月25日づけ社説)


2004年8月21日
↓[劣化ウラン弾]現地調査について
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040821#p2
琉球新報放射能汚染を懸念 県が土壌調査実施 米軍ヘリ沖国大墜落)
 ※これは「新聞のテキスト批判」とは言いにくいかも


2004年8月22日
↓[劣化ウラン弾]原子力財団の広報に対する、左寄りの人の抵抗感
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040822#p1
北海道新聞(「白血病に結びつく理由ない」 劣化ウラン弾「安全」の記述 原子力財団の広報資料)
 ※これも「新聞のテキスト批判」と言えるかどうかは微妙


2004年8月22日
↓社説対決
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040828#p2
朝日新聞(「教科書採択――東京の教育が心配だ」朝日新聞2004年8月27日づけ社説)
産経新聞産経抄・2004年8月28日)
 ※これについては、俺的にはどちらかを一方的に支持してる(あるいは批判している)テキストとは思ってないですが、そのように見える部分がありましたらご指摘ください


2004年9月25日
↓[劣化ウラン弾]「サンデー・プロジェクト発 アメリカが隠す「死の兵器」〜追跡3年!劣化ウラン弾の真実」の感想
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040925#p2
テレビ朝日(「サンデー・プロジェクト」)
 ※朝日新聞共同通信を批判した他の日の日記を紹介しています


約3か月分のテキストを通して思ったのは、意外に新聞のテキスト批判が少なかったことでしょうか。他サイト・ブログで何か、時事的な意見を述べている人についての言及はいくつかありました。「劣化ウラン弾」に関するステキなテキストを除いて、代表的なものだと、

西尾幹二先生、Irregular Expressionの人にコテンパンにされる
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040825#p3
西尾幹二先生、Irregular Expressionの人に謝罪せずトンズラ
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040908#p1

↓「収賄罪の部下の依願退職を認め、退職金支給した小泉氏」というのは本当か
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040830#p1
 ※これは「JANJAN」というネット上の市民新聞で記事を書かれている、北誠さんに対するものです

↓最近の「ソースロンダリング」の駄目な例
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040926#p1
 ※これは元外務省の天木直人さんとその周辺のかたがたに対するものです

多分、7月あたりでやってました朝日新聞天声人語における勘違いテキスト批判(「地雷」に関するもの)と社説への批判、それから最後のかたがたの「小泉批判」に対するツッコミ(逆批判)ぶりあたりが、そういうイメージになっているのかもしれないです。後者の場合はまぁ、「小泉批判するならもっとしっかり、事実の確認をしないと批判するほうが馬鹿に見えるよ(俺には馬鹿にされるよ)」という感じのもので、あまり小泉擁護というニュアンスでもないです(少なくとも、ないつもりです)。

9月になって野球関係ネタを取り扱うことがあったら、多分ナベツネ系で読売新聞に言及することももう少しあったかも知れませんが、俺は野球にはまったく興味がないのです。
朝日新聞に言及することが多いように見えるとするなら、それは俺がアンチ・ジャイアンツな人がジャイアンツを好きなのと同じような感じで朝日新聞が好きなのかもしれないですね。もう、○○とか××が絶好のチャンスで三振したり、投手の△△がコテンパンに打たれたりしたらたまらない、みたいな感じでしょうか。よく知らないけど。だから、強くない巨人は、ちょっとなぁ、と思ったり。

↓同じく、以下のところのコメント欄から
http://ppfvblog.seesaa.net/article/677664.html

右とか左ってナンでしょう?

これについては、俺の日記の以下のところが参考になるかと。

↓「ネット右翼」はもう古い。これからは「プロ国民」と呼ぼう
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040902#p1

最後に、以下のところから長文の引用とレスなどを。

↓転載/「戦前責任」という言葉
http://ppfvblog.seesaa.net/article/683053.html

1.ブログ作者も一次情報に当たっているかもしれない点について

おっしゃっている点ですが、ブログの著者が二次情報である新聞記事を挙げているからということを批判されているようですが(あくまでも私の見方では)、ではなぜ、その著者が一次情報を確認していない、と

決め付け

ることができるのでしょうか?一次情報を確認した上で二次情報である新聞記事を挙げる、ということは十分にありますよ。
私も時々そういうことをします。

それとも、ご意見は「一次情報がはっきり分かっているなら、二次情報はだすな」という主旨なのでしょうか。

「一次情報を確認した上で二次情報である新聞記事を挙げる」という場合なら、そのどちらにもリンクを張っておくべきでしょう。ここらへんはルール・マナーとか、著作権の「引用」問題とかがあって難しいんですが(そうしないと法律違反、という意味ではないので)、俺の場合は批判するとするなら「ブログの著者が二次情報である新聞記事を挙げているからということ」の批判ではなく、新聞記事へのリンクをしていないサイトがある、あるいは「転載/「戦前責任」という言葉」というテキストなら、天木直人さんのブログへのリンクをしていないこと、でしょうか(http://amaki.cocolog-nifty.com/amaki/2004/09/926.html
一次情報を確認しているかいないか、は、俺にはわかりませんので、「きめつけ」ているように見えるような記述がありましたらすみません。
おれの意見は、二次情報へのリンク→一次情報へのリンクを張っておいてほしい(ちゃんと確認しているのなら)、ということです。
それなら、そのテキストを読んだ人間なら誰でも「このテキストを書いた人間は、どちらの情報にも当たっているな」とわかるだけでなく、そのどちらの元テキストにも当たることが可能です。特に後者が重要なことで、引用・転載の際に、元テキストを自論にあわせて不適切な引用・転載をしていないか、という確認ができます。

2.一次情報の信憑性の確認方法について

それから、新聞社が出していることが二次情報だから、ということですが、一次情報と見られるもの、そのものの信憑性というのをどのように考えたらいいのでしょうか?

「信憑性」に関しては、判断が容易なものとそうでないものがありますが、裁判の判決記録や国会の議事録、それに公の場での記者会見というように、公的に残されているテキストの中に書かれていることは、誰が何と言ったか、に関しての信憑性を疑う人間はいないでしょうし、ある団体・組織がこのような声明を出した、的なものも、オフィシャルなサイトで公開されているものは、これはもう、誰が何と言おうと絶対の信憑性があります(中田や宇多田というような有名人の個人サイトでの発言も同じでしょう)。問題は、新聞が「○○は××と言った」と記事にする際に、情報をゆがめたり要約してしまうことが多々ある点です。だから俺のサイトでは、「大臣の失言」的なことについては、新聞報道だけではなく、可能な限りオフィシャルなテキストを探すことにしています(不可能な場合は、複数の新聞を当たることにしています)し、右・左を問わず特定団体などが「声明」的なものを出された場合は、そのサイトを覗いてみることにしています。なぜそこまでやるか、というと説明は難しいんですが、一つには俺がそういうことするのが好きだ、ということ、次に、自分のサイトを「デマやうわさ話」的なものの情報発信場所にはしたくない、ということ、最後に、それによって見えてくる、新聞で報道される部分以外の真実を、俺のサイトを読んでいる人間に提供することが楽しい、ということなどがあります。

結局、私としては、複数の二次情報にあたることで、一次情報をあたったのとおなじ程度の価値があると思いますし*、必ずしも一次情報をあたる必要はないと思いますよ。

ええと、ちょうどいいところなので、こんな話題でもしてみましょうか。

↓首相の靖国参拝は「当然」=慰霊の方法、各国で違う−町村外相Yahoo!時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040928-00000549-jij-pol

 町村信孝外相は28日午前の記者会見で、中国の強い反発を招いている小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「恒久平和のため、こん身の努力していることを日本国首相として英霊に誓う行為そのものは当然のことだと思う」と述べた。その上で、「それぞれの国にはそれぞれの(戦没者)慰霊の仕方がある」として、中国側の批判は当たらないとの認識を示した。 
時事通信) - 9月28日13時2分更新

この記事を読んで「また反動大臣か」という(左の)人もいれば、「町村、グッジョブ!」という(右の)人も、ネットにはいると思いますが、俺の判断は「新聞がこういう報道をしている」という事実を残し、「本当は何と言っていたのか」についてもう少し情報が出てくるまで待つ、というものです。その「情報」は、政府の公式サイトが望ましいんですが、「複数の二次情報」でも特に問題はないでしょう。まぁ俺は二次情報は、原則的に朝日・産経・毎日・読売、ときどき日経のネット上のテキストぐらいしか確認しませんが。
あれこれ情報が出てくるまでじっくり待って判断をする、というのは多分、ネットの個人サイトだから可能なことで、新聞やテレビの人だったら即座に何か言わなければいけないわけですね。で、その言ってしまったことを論評されるという。そんな新聞・テレビの手法を、ネットの人が真似る必要はないと思うんですが。
↓外務省のサイトは以下のところで
http://www.mofa.go.jp/mofaj/
多分時間をおけば、オフィシャルな記者会見の記録が出てくると思います。オフィシャルというのは「言ったとおりの内容」という意味です。テキストに政府よりの改竄などがあったら、それはマスコミが問題にしていくと思います。マスコミ・サイドによる改竄・歪曲などはあまり問題とか話題にならないんですが…。
外務大臣
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/gaisho/index.html
外務大臣会見記録(要旨)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/index.html

 先ほどの官邸での会見でも少々申し上げましたが、外交、あるいは外務省の役割というのは、当たり前のことですが、しっかりと日本の国益を守るということであると思います。国の安全と繁栄を確保する、国民の生命・財産をしっかりと守る、このことが外交の根本であるということは、全ての国において共通した考えであろうと思っておりますので、その原点を常に忘れることなく外交を展開していく必要があると思います。

(太字は引用者=俺)
とりあえず気になる中国のことなど。

外務大臣)今、ここで具体的な今後の活動の内容の話をするには、まだ、事務方諸君とも十分議論をしていないので、今後詰めたいと思っていますが、私も何年間か日中友好議員連盟の幹事長を務め、高村さんに替わってから後は副会長ということで、先週金曜日も王毅新大使と日中友好7団体との懇談会・歓迎会という場があり、王毅新大使とも少々話をしてきたところです。政治は冷たく、経済が熱いという言葉、政冷経熱という単語があるそうですが、政治も熱くなる必要があるかどうかは別として、もう少し冷たいという関係でない方がいいと思います。どうすればいいのかということは、いろいろな方策を考えていく必要があるかと思います。今後、具体的には、どのような取り組みをするのかよく考えていかなくてはいけないと思います。他方、個人的に前から持っている印象ですが、中国側も少々むきになり過ぎているのではないかという感じは率直に思っています。しかし、中国は中国の立場で、足を踏まれた者の痛みは、踏んだ人には分からないということをよくいいます。その気持ちもまた、私共は理解をしなければいけないであろうと思っています。お互いもう少し冷静な話し合が、政治ベースで出来ないかなと思っています。私なりに築いた人脈もあるものですから、そういったものも使いながら、少しでもいい二国間関係、日中というのは二国間ばかりでなく、地域全体にとって非常に重要な関係だと思いますので、そういう認識を持ちながら一生懸命取り組んでいきたいと思っています。

(太字は引用者=俺)
多分太字部分に新聞社はこだわった意見を出すんじゃないかと。
少し話を戻します。
↓以下のところの引用から

しかし、自分で一次情報に当たるであろうことを発見して、その信憑性を確認するにはどうしたらいいのでしょうか?

言ってみれば一次情報、とくに、インターネットの上にある情報というのは、だれでもすきなだけ、好きな時間、だすことができますから、それこそ、便所の落書きレベルから、貴重な(お金を払ってでも手に入れたい、という意味で)学術研究結果まであります。
しかし、その保証を取るために私が考えて行っていることは、
・複数サイトを確認する
・関連学会があればそこで過去の文献の有無を確認する
・自分の今までの価値観と知識に照らす
・辞書を見る、百科事典を見る
ということです。
しかし、これとて、誤りがありますし、判断材料はあっても、所詮は判断するのは、私という個人です。
結果は、私の判断結果にすぎません。信憑性などというものではないのです。

信憑性の確認というのをどうしたらいいのでしょう?
その判断の結果を客観的というためには、どういう保証があるのでしょうか?

信憑性(真実)というものは存在しますが、それに人間は近づくことしかできません。どの程度まで近づいたか、近づく努力をしたか、ということで、ある事実・真実に対して「極力近い判断」をすることが可能です。「複数サイトを確認する」その他の中では、「自分の今までの価値観と知識に照らす」というその根本部分の価値観・知識を広げることが重要でしょう。また、「判断の結果」に客観的というものもありません。第三者から見て極力おかしくない程度レベルの客観的な判断はネットでサイトを開いている人間の、「情報収集」という不断の努力によって構築されます(なんか日本国憲法みたいだな)。

3.私の意見
(なんか長くなったので略)

たいていの人はそんなもんです。プロのジャーナリストや評論家だってそんなもんです。俺だって適当にしちゃうことも多いです。情報収集の先が行き詰って放り投げることもしばしばです。国家機密とか言語の壁で挫折することも多いです。英語だけじゃなく、フランス語・ロシア語・中国語が読める程度にできればな、と思います。

つまり、こうです。
(略)
「かならずしも」と書いたとおり、一次情報にあたることも時には必要ですが、「すべて必要」ではないと考えます。

それで十分です。疲れているときの俺より、全然すごいです。俺の場合は「新聞のテキストをネタにしている」という以上のことはしてないです。政府批判みたいな社会正義とか、世の中に対する問題意識は薄いです。単に「本当は何だったのか・どうだったのか」に興味があるだけです。


追記:さっき覗いたらもう、「町村外務大臣の28日の記者会見」の内容がテキスト化されてました。外務省の人、仕事早すぎです。
↓その中から、靖国関連だけ拾っておきます
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0409.html#9-D

(問)靖国神社参拝に対する大臣のお考えをお聞きしたいのですが、外交上の不都合がいろいろ生じておりますが、小泉総理の参拝についてどう思われているか。また、大臣はどうなされますか。

外務大臣)私は一議員の立場、あるいは一国民の立場として、靖国神社には折に触れて参拝をして参りました。「みんなで渡れば怖くない」と揶揄される方もいましたけれども、正確な名称は忘れましたが「みんなで靖国神社に参拝をする国会議員の会」という会があり、その一員でもあり、私は参拝しておりました。ただそのことと、今回改めて外務大臣という職に就いて、参拝するかしないかということについては、また別の考えがあってもいいのかもしれません。まだ着任一日ですから、自分がどうするかということを十二分にまだ詰めて考えたわけではありません。もう少し時間をいただきたいと思います。小泉総理の参拝については、小泉総理も、戦前のいろいろな日本国の歴史についての声明が村山内閣の時に出されたこともきちんと踏まえ、且つ日本の国のために命を落とされた方々の慰霊をするということはこれは当然のことだとお考えでしょう。だからこそ日本は恒久平和の為、世界平和実現のために渾身の努力をしていくということを、日本国の総理大臣として、英霊に対して誓いをされるという行為そのものは、私はある意味では当然のことだと思っております。それぞれの国にはそれぞれの慰霊の仕方があります。日本では、現世でどういう活動をしていたかに関わらず、亡くなられた方は全て神であるというある種の死生観が、全ての日本国民とは言いませんが、そういう死生観を持っている方が普通の感覚ではないのかなと思います。これには異論がある方もいると思いますが。その点、中国の方は、私も話をしてみてわかったのですが、極端に言えば「悪人で死んだ人はあの世に行っても悪人だ」という死生観を持っているようです。そこは日本と大分違いがあると思いました。従って、「永久戦犯の合祀されている靖国神社に参拝することは、中国人民に対する冒涜である」という議論は、なかなか我々日本人にはストンとわかったと言い難い部分があるわけです。その辺について、お互いもう少しこれまでのいきがかりを超えて、率直な話し合いというものができないのかどうかという思いをしております。個人と総理大臣は分けられるものではないのかもしれませんが、小泉総理が小泉純一郎個人としてというのでしょうか、信念で参拝されることをいいとか悪いとかいうことは、私は差し控えるべきことであろうと思います。

(問)追悼施設についてはどう思いますか。

外務大臣)その点についてはまだ私は不勉強であり、どういう性格のものを内閣が、官房長官の下の検討会、懇談会で、どういう結論を出されたのか私は正確に承知しておりませんので、その点はもう少しよく勉強してからお答えしたいと思います。

時事通信の「恒久平和のため、こん身の努力していることを日本国首相として英霊に誓う行為そのものは当然のことだと思う」「それぞれの国にはそれぞれの(戦没者)慰霊の仕方がある」という要約・切り貼りと、全文を通して読んだ時の印象は、少し(あるいは、だいぶ)違っているのでは、と思いますが、いかがでしょうか。


更に追記:
さっそく中国側から「反論」があったという話。
↓町村・新外務大臣靖国参拝」発言で中国側反論(中国情報局)
http://news.searchina.ne.jp/2004/0928/politics_0928_003.shtml

町村・新外務大臣靖国参拝」発言で中国側反論
発信:2004/09/28(火) 19:34:14

  日本の内閣改造を経て、新任の町村信孝・外部大臣が28日の記者会見で、小泉純一郎・首相が2001年から毎年靖国神社を参拝している件で、肯定的な発言(中国ではそうとらえられている)をしたことについて、中国外交部が反論。中国新聞社が伝えた。

  外交部の孔泉・報道官は、定例記者会見で、靖国神社参拝について、歴史的事実を正確に認識し、直視することが日中関係に関する政治的な基盤であり、日本が国際社会、特にアジア各国やアジア国民から信頼を勝ち取るための重要な条件である、と発言。

  また、日本の指導者が侵略を反省するという約束(村山・首相発言)を遵守し、二度とアジアの国民感情を傷つけることがないよう希望するともした。日中間の長期的な友好関係を発展させていくことは、両国人民の利益に合致し、世界平和の安定と発展につながるともしている。

  さらに、日本のメディアが日本国民に中国側の情報、つまり、中国人民と中国政府は日本側とともに努力し、日中関係の21世紀における大きな発展を促していきたいとの中国側の考えを伝えて欲しいと訴えた。(編集担当:鈴木義純)

孔泉・報道官が本当は何て言ったか、を知るために中国語ができるようになりたいです。


更に追記:
↓以下のテキストを少し訂正しました
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040926#p1

時事系blogでうんざりするのは、どこかで拾ってきたネタを吟味せず、元情報にも当たらないで延々と元テキストをコピーして、ほんのちょっとのコメントをつけるつけているように俺には思えた(追記:あれこれあって断定は訂正します→http://ppfvblog.seesaa.net/article/683053.html#comment)、「+++ PPFV BLOG +++」みたいなスタイルのところが目立つこと、でしょうか(今回はたまたま例に挙げてみましたが、そのようなblogはいくらでもあります)。

もう少しいい訂正方法があるかもしれないですが、今は頭が回らないです。