『戦闘糧食(コンバット・レーション)の三ツ星をさがせ! ミリタリー・グルメ』『ウェブ炎上 ネット群集の暴走と可能性』『本棚探偵の回想』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年10月あたり)。

★『戦闘糧食(コンバット・レーション)の三ツ星をさがせ! ミリタリー・グルメ』(大久保義信/著/光人社/2,415円)【→amazon
戦術、戦法が各国で異なるように、世界の軍隊のコンバット・レーションを食べくらべてみれば、お国柄や食文化、思想のちがいが一目瞭然でおもしろい。熱気と湿気にうだり、極寒に耐えて戦う兵士たちの“心の糧”となる戦闘糧食のすべてを軽妙、快活に綴るフォト・エッセイ。
ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

★『ウェブ炎上 ネット群集の暴走と可能性』(荻上チキ/著/筑摩書房/735円)【→amazon
ブログやミクシィで、ある人物への非難が燃え上がり、収拾不能になることがある。こうした現象を「炎上」と言う。時に何千もの批判が押し寄せ、個人のプライバシーすら容赦なく暴かれる。有名無名を問わず「炎上」の餌食となるケースが頻発する今、そのメカニズムを明らかにし、そうした集団行動(サイバーカスケード)にはポジティブな側面もあることを指摘する。ウェブという「怪物」の可能性を見据えた、現代の「教養」書。
本棚探偵の回想 (双葉文庫)

本棚探偵の回想 (双葉文庫)

★『本棚探偵の回想』(喜国雅彦/著/双葉社/860円)【→amazon
好評の古本エッセイ第2弾!神保町で端から順番に古本屋に入り、必ず本を買うというゲームをしたり、出版不況の日本を救うために、5万円握りしめて本屋へ向かう本棚探偵は、相変わらず本と妻と犬を愛しています。映画監督、石井輝男氏との対談「アブノーマルな乱歩世界を極める」も特別収録。函欠けだけど本にまつわるエッセイが盛りだくさんで、ためになって楽しくてとってもお買い得!のはず。