『カリスマ建築家偉人伝 20世紀を動かした12人』『日本美術見なお誌 江戸から近代への美術界』『「二十四の瞳」からのメッセージ』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年11月あたり)。

カリスマ建築家偉人伝―20世紀を動かした12人

カリスマ建築家偉人伝―20世紀を動かした12人

★『カリスマ建築家偉人伝 20世紀を動かした12人』(矢代真己/著/彰国社/1,890円)【→amazon
この本は、現代建築のありさまを考えるうえで欠かすことができないと思われる一二人の建築家=巨匠をよりすぐり、そのカリスマたる由縁となるエピソードを拾い上げ、随意に種明かしを試みながら、今日へとつながる二〇世紀建築のエッセンスやあらましについてまとめたものである。
日本美術見なお誌―江戸から近代への美術界

日本美術見なお誌―江戸から近代への美術界

★『日本美術見なお誌 江戸から近代への美術界』(瀬木慎一/著/芸術新聞社/2,415円)【→amazon
江戸〜明治・大正時代における美術界を、“番付”をはじめとする様々な資料から見なおし、当時、人気を誇った作家や人々の美術観に迫る。
「二十四の瞳」からのメッセージ

「二十四の瞳」からのメッセージ

★『「二十四の瞳」からのメッセージ』(沢宮優/著/洋泉社/1,785円)【→amazon
発端は平成16年4月の夕刊のある記事だった。映画「二十四の瞳」が上演されて50年を迎えたことを記念して、子役たちが小豆島へ行き、再会するという内容だった。そこから著者の長い旅が始まった。―人の命の尊さ、戦争への憎しみを描いたこの映画は、いま忘れられつつある。だが日本映画史上もっとも多く、もっとも深く観客を感動させた映画「二十四の瞳」は、現在こそ見直されるべきではないのか、と。この映画に素人の子役として出演することで、その後の人生に決定的な影響を受けた子役たちの生き方、また俳優やスタッフの貴重な証言、さらには当時の資料を駆使しながら、いまや失われつつある日本人の原点を見据える。「二十四の瞳」の真実はいかに継承されてきたのか。