『恋愛の社会学 「遊び」とロマンティック・ラブの変容』『プロ美術家になる!』『パリ快楽都市の誘惑』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年4月あたり)。

恋愛の社会学―「遊び」とロマンティック・ラブの変容 (青弓社ライブラリー)

恋愛の社会学―「遊び」とロマンティック・ラブの変容 (青弓社ライブラリー)

★『恋愛の社会学 「遊び」とロマンティック・ラブの変容』(谷本奈穂/著/青弓社/1,680円)【→amazon
「彼氏いないのなら何をしに学校にきてるの?って感じ」―雑誌やテレビ、マンガのなかの恋にふれ、学校やバイト先、職場で恋する相手を探し、2人で愛を楽しもうとする若者たち。現代の恋愛事情を、雑誌記事やアンケート調査をもとに、人間関係、魅力ある異性像、アプローチの仕方、別れの理由などの視点から読み解く。そこから見えてくるのは、恋愛が曖昧さや不確定性を味わう「遊び」の感覚を内包していること=恋愛の遊戯化である。それと同時に、結婚や別れの決断を先送りし、曖昧な関係性を享受して2人の世界に自閉する恋愛の実相も垣間見えてくる。恋愛=結婚という規範を支えたロマンティック・ラブ・イデオロギーが変容し、むしろ結婚が恋愛的なるものに従属している状況をも照らし出し、恋愛とそれを追求する欲望の臨界点を見定める。
プロ美術家になる! 泥棒美術学校《実践編》

プロ美術家になる! 泥棒美術学校《実践編》

★『プロ美術家になる!』(佐々木豊/著/芸術新聞社/2,100円)【→amazon
現代洋画界の奇才佐々木豊が手練手管を大公開。最前線で活躍するアーティスト14名がホンネで語る“バトル対談”掲載。
パリ 快楽都市の誘惑

パリ 快楽都市の誘惑

★『パリ快楽都市の誘惑』(ジョン・バクスター/著 斎藤敦子/訳/清流出版/2,310円)【→amazon
ガートルード・スタインヘミングウェイフィッツジェラルドマン・レイ、ダリ、ブニュエルといったロスト・ジェネレーションの作家たち、シュルレアリストたちの“ヘソ下”の爆笑エピソード満載!伝説の黒人ダンサー、ジェセフィン・ベーカーや、世界で一番有名な娼婦の館の裏側、発禁になったポルノグラフィーの歴史、パリを舞台にした名作映画ガイド、メグレ警部の生みの親で、一万人の女性と寝た性豪作家ジョルジュ・シムノン秘話など話題満載。

読みたい非オルタナ系
『グローバル時代の人的資源論 モティベーション・エンパワーメント・仕事の未来』(渡辺聡子/著 アンソニー・ギデンズ/著 今田高俊/著/東京大学出版会/3,990円)
『親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと』(山田太一/著/PHP研究所/998円)
『英語文献なんて怖くない! スイスイ読むための18の技』(森実敏夫/著 マーティン・ピータース/著/中山書店/2,415円)
『イヤな「仕事」もニッコリやれる陽明学 眠っている能力を引き出す極意』(林田明大/著/三五館/1,365円)
『和魂米才のホテルマネジメント グローバルスタンダードの成功法則』(近藤寛和/著/オータパブリケイションズ/1,575円)
『頭がいい人の1日10分文章術 ゲーム感覚で楽しく身につく』(高橋フミアキ/著/コスモトゥーワン/1,470円)