『こんな日弁連に誰がした?』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

こんな日弁連に誰がした? (平凡社新書)

こんな日弁連に誰がした? (平凡社新書)

★『こんな日弁連に誰がした?』(小林正啓/平凡社/798円)【→amazon
弁護士の大増員を決めたのに、仕事はまったく増えず、法科大学院を出ても、司法試験に受かるのは一部のみ。なぜ、こんな“ちぐはぐ”なことになってしまったのか?東西冷戦、バブル崩壊、司法改革―骨肉の闘いだった法曹の戦後史をひもとくことで、「日弁連の姿」をはじめて明らかにする。弁護士たちの追い求めた夢と挫折、そして、これからの弁護士の姿とは。
 
同性愛と異性愛 (岩波新書)

同性愛と異性愛 (岩波新書)

★『同性愛と異性愛』(風間孝/岩波書店/798円)【→amazon
日本は同性愛者に寛容というのは本当だろうか。なぜ「見えない」存在なのか。エイズ・パニックや「青年の家」利用拒絶事件、ある殺人事件などを題材にしながら、異性愛社会に染み付いたホモフォビア(同性愛嫌悪)の諸相を描き出す。また、同性愛者が肯定的に生きるための取り組みも紹介。同性愛者から見た日本社会論。
 
人物で語る化学入門 (岩波新書)

人物で語る化学入門 (岩波新書)

★『人物で語る化学入門』(竹内敬人/岩波書店/840円)【→amazon
世界は何からできているのか?人間の手でまったく新しい物質をつくることはできるのか?化学者たちの奮闘と発見の物語を通じて、化学の考え方が理解できる。革命の断頭台の露と消えたラヴォアジエ、フグ毒を解明した日本の化学者たち、失敗が生んだノーベル賞など、無限に広がる物質世界の探険記。
 
大量絶滅がもたらす進化 (サイエンス・アイ新書)

大量絶滅がもたらす進化 (サイエンス・アイ新書)

★『大量絶滅がもたらす進化 巨大隕石の衝突が絶滅の原因ではない?絶滅の危機がないと生物は進化を止める?』(金子隆一/ソフトバンククリエイティブ/1000円)【→amazon
最初の生命が地球に誕生してから、全生物の70~90%以上が死滅する大量絶滅は、わかっているだけでなんと5度も起こっているという。また世界の生物学者のうち約70%が、いま現在この地球上で大量絶滅が進行中だと考えている、とするレポートもある。本書では、5度にわたる大量絶滅がどのように起こり、生物がどう危機を乗り越えてきたか、また大量絶滅がもたらした生命の進化について検証する。
 
日本一の桜 (講談社現代新書)

日本一の桜 (講談社現代新書)

★『日本一の桜』(丸谷馨/講談社/924円)【→amazon
桜がこんなに美しいのには理由がある。桜守、伝説の一本桜、名桜地―桜列島をくまなく紹介。