『裏側からみた美術史』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

裏側からみた美術史 (日経プレミアシリーズ)

裏側からみた美術史 (日経プレミアシリーズ)

★『裏側からみた美術史』(宮下規久朗/日本経済新聞出版社/893円)【→amazon
ルネサンス印象派などメジャーなジャンル以外でも、美術史の中にはかなり刺激的で興味深いエピソードがあふれている。一風変わったトピックの中から炙り出される意外な逸話。凡人に嫉妬した天才、ヌードが取り締まられるとき…美術史の教科書には載っていない異色の掌編20話。カラー口絵つき。
 
駆けぬける現代美術 1990-2010

駆けぬける現代美術 1990-2010

★『駆けぬける現代美術−1990−2010−』(田中三蔵/岩波書店/2835円)【→amazon
朝日新聞の美術担当記者が、書き続けてきた千五百本の記事から、百本余りを精選。“同時代の美術”二十年間をざっくりと振り返る、便利で読みやすいガイドブック。
 
ピアニストは指先で考える (中公文庫)

ピアニストは指先で考える (中公文庫)

★『ピアニストは指先で考える』(青柳いづみこ/中央公論新社/820円)【→amazon
親指、爪、耳、眼、足…。身体のわずかな感覚の違いを活かして、ピアニストは驚くほど多彩な音楽を奏でる。そこにはどのような秘密があるのか?鋭敏な感覚を身につけるにはどうすればよいのか?モノ書きピアニストとして活躍する著者が綴る、ピアニストの身体感覚とは。
 
迷宮としての世界(上)――マニエリスム美術 (岩波文庫)

迷宮としての世界(上)――マニエリスム美術 (岩波文庫)

★『迷宮としての世界−マニエリスム美術−上』(グスタフ・ルネ・ホッケ/岩波書店/1197円)【→amazon
ルネッサンスは自然の理想化的表現に至ったが、ミケランジェロにはすでに調和的な古典主義と異なる表現が現われていた。主観にもとづく精神の創造力に価値をおくマニエリスムは世界を迷宮としても表現し、二十世紀復権する。膨大な例証による詳説。
 
もぎりよ今夜も有難う

もぎりよ今夜も有難う

★『もぎりよ今夜も有難う』(片桐はいり/キネマ旬報社/1680円)【→amazon
学生時代、映画館でアルバイトをしていた俳優・片桐はいりが映画への、そして映画館への、今も変わらぬ想いをあますことなくつづる。