リベラルな人とブログの関係に関するメモ(コメント欄から転記)

「左寄りの人」という言いかたでもいいんですが、まぁとりあえず。
↓以下のコメント欄から
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/comment?date=20040926#c

(前略)
# American 『「独断と偏見」というのは逃げなんですよ。突っ込まれたときの予防線のつもりか知らないが,ロッカーに隠れて愚痴ったり政府批判しているような図が浮かんでくるんですよ。まあ、政府批判して自分が優越感に浸るのもその人にとってはよいことかもしれませんが。』
# rami 『「ここはメモ的な意味合いで書いてますから」って所も多いけど、WebにUPしといて、突っ込まれたらそれを逃げ口上みたいに使うのも好きじゃないな。
URLや書き殴りみたいなメモなら、デスクトップにtxt fileでも置いとけば良いだけだし。』
# 野良猫 『パラオに関しては、Nステで久米宏がたびたび「まあ、解ってないんでしょうねぇ」とコメントしてた事を思い出します。「反日になるべき」と言いたかったのかな?
blogにもいろいろありますが、http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200402/2004021800079.htm
などを拝見してると、そもそも求めている方向が違うのかもしれません。実のところ政府批判や戦争責任追及などどうでもよく、誰かと共感する事に飢えているんじゃないだろうか……? こういう事なら一応理解は出来ます。
ただし、「自分は人格中傷含めて好きなこと書くけど、批判や指摘は聞かないよ」という姿勢は自分勝手だなあ、と思います。自分を特別だと勘違いしてる新聞屋さんと変わりないですからね(汗)』
# lovelovedog 『ネット巡回して思うのは、確かに野良猫さんが語っている日常ネタのサイトが圧倒的に多くて、実は政治・時事ネタ系のサイトはそんなに多くありません。日常のグチ感覚で時事とか政治批判をしちゃうのがどうにもこうにもニッチもサッチもブルドッグ
(中略)
# クレ 『リンクから飛んで、蔵太さんに批判を受けた方のサイトでのコメントの流れを読んできました。そこでの批判の「真意」を読み取らない曲解にびっくりしてしまいました。「真意」を理解して自分を否定するという作業は辛いですから、しかたないかもですが、あまりの間違った解釈に(私にはそう思えたのですが)愕然としました。議論は負けなければいい・・のでしょうねえ。』
# lovelovedog 『どんなサイトでも、コメント欄でその応援団ができてしまうのが善し悪しです(俺のサイトも含めて)。まぁ、敵とか荒らしとかしかコメントしないのも、その人の人格に問題があるわけで』
(後略)

いろいろ省いているので、元コメント欄も参考にしてください。
↓以下のコメント欄から
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/comment?date=20040927#c

(前略)
# beta delphinus 『たまに読ませてもらっています。あなたのこのページがウヨなのか?ときかれると、分析的な事と攻撃的な部分があるって所は感じるけど、しっかり読もうとしているなと思うよ。ただ、分析的かつ攻撃的なものがあって、心情的な人にとって受けが悪い。とりわけ、心情的であなたに批判される立場の人間にとっては天敵っぽいんじゃないでしょうか?心情的な人にとっての真偽の判断基準は自分の心情にそっているかどうかだったりして、なかなか話をしても噛み合ない物ですよ。』

# lovelovedog 『まだまだ攻撃的なところがあるように見えるのでは、もっと抑制しなくちゃいけないなぁ、と思ってしまいます』

↓以下のコメント欄から
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/comment?date=20040928#c

# 野良猫 『かつて、本多勝一佐高信との対談で「ジャーナリストは民衆を革命に導かなくてはならない」と語っていました(週刊金曜日にて)。
自らの「欲しい結果」が書かれている情報にのみ目を向け、それを流して他者と連帯するというやり方は、昔の井戸端会議とそんなに変わらないと思います。
新聞は紙面が限られているものですが、まずは起きた事実を淡々と伝えるデータマンに徹し、記者個人や新聞社の感想や願望は別段落にして書いてほしいものです。個人BLOGにしても、集めた情報に対する自らの見解や対案となるものを書かなければ、政治ネタをやる意味があまりないでしょう。読者にとっても考えを煮詰めるための目印でなければならない。
……そんな風に考えています。』

# lovelovedog 『リアル新聞はともかく、ネット新聞はソース(情報源)にリンク張っておいてくれると楽なのにな、といつも思います』

# irose 『 トラックバックありがとうございます。いつもの10倍ちかくアクセスあってビビりました。
 ブログとジャーナリズムについては、「どーいうつもりでいろんなブログを見てるか」によって受け取り方はまちまちでしょうね、新聞雑誌と同じつもりで見てるとブログってさほど意味ないかな、と。 そりゃそーだ9割方ド素人なんだから、基本的に期待するほうがおかしい。情報は欠けてるし意見入りまくりだし、何よりそれをとめる権利が私に無い。
 むしろ私は、「ニュースへの世の中のオピニオン」を見る目的で見てますね、「みんなどう思う?」みたいな。 だから「ニュース+一言」でぜんぜんOKだったりして。「キーワードを含む日記」にはそれが集積されるんで、マスコミの「議論を呼びそうだ」系の誘導報道を見破るのに有効だな、と。
(このへんにそれっぽいトピあります(宣伝w)。→irose/20040712)』

# lovelovedog 『俺も自分は少し異常(異端)なのかも、と思ったりします。「反戦落書き」については、俺の以下の日記に記述はありますが、二審でどんな暴れ具合をしたかは不明です。キーワード登録してもいいのかな→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20040216

# beta delphinus 『一つ言えるのはメディアリテラシー野一色がしっかりしている人が作る物とそうでない物ではやっぱりさがあるね。転載丸投げブログは確かに何個も点在していて、個人的には、ほとんど評価していないですね。気になってるのは、大量転載丸投げブログをみつづけると、プロパガンダ的要素を帯びて来ているって所なんですね。たぶん、本人は意識的にやってるのではないだろうけど。
こちらには書かれてい無いけど、メディアリテラシーを育てるのにもう一つ必要な物があるんだよな。それは論理的思考ですよ。そこが発達していなければ、判断基準が心情的な物に依存しますから、理解力が極端に落ちるし、だまされやすくなるんだよな。』

# lovelovedog 『リベラルな人は新聞に書いてあることを信じやすいんでしょうか』

# beta delphinus 『うーん。信じやすいタイプの人は思想で分けるより、心情タイプか分析タイプかで考えた方が良いと思うかな。どちらも極端な人は同じなんで。俺自身が大変気になっているのは違った考え方の物に対して、心情的すぎる人は拒絶反応が明確に出ている事ですね。それ以上は考えたくない状況が起こるんで、メディアリテラシーが低くなるんでしょう。ハートを理解する事も大切なんだけど、同じだけ理性的に理解する事も大事だってことが分かればいろんな事がかわってくるよ。』

# beta delphinus 『あと、転載丸投げブログがプロパガンダ的要素を帯びてくる事情もいっておくと、心情的に支持出来る物ばかり転載しだすからかもしれないな。

さっき、難民の問題を僕のブログに少し書いたけど、速攻でTBを消されていた。笑 よく読んでみると、心情的な人だったな。意見の差異に関わらずTBを送ったけどいろんなところにTBしていて、やっぱり政治的な事は扱うのが難しいなと思ったかな。』

俺はリベラルなサイト(ブログ)と朝日新聞がとても好きです。それらを見ているとネタを拾ってくるのに事欠かないからです。残念なのは、敵に回してもあまりこわくないところが多い、というところでしょうか。
↓週刊オブイェクトとか
http://plaza.rakuten.co.jp/obiekt/
↓Irregular Expressionとか
http://www.wafu.ne.jp/~gori/mt/
こんなに罵倒能力の高いかたがたを敵に回すなんて、考えただけでもガクガクブルブルものです。
真面目に考えると、beta delphinusさんの「気になってるのは、大量転載丸投げブログをみつづけると、プロパガンダ的要素を帯びて来ているって所」「メディアリテラシーを育てるのにもう一つ必要な物があるんだよな。それは論理的思考ですよ」「転載丸投げブログがプロパガンダ的要素を帯びてくる事情もいっておくと、心情的に支持出来る物ばかり転載しだすからかもしれない」等々のコメントはとても参考になりました。
↓「転載丸投げブログ」というと真っ先に思い出すのは「低気温のエクスタシーbyはなゆー」ですが
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/
この人のコメント・トラックバック機能を使った「リベラル仲間作り」に熱心なところは少しある種感心します。
俺などは、丸投げされるニュースには珍しいもの・目新しいものもあるので、元記事を批判的に読むための参考にしてたりするという意味では役に立っているブログなんですが、ここに掲載(転載)されている記事だけを情報源に、小泉やブッシュなどを「最低だ」「馬鹿じゃないのか」とか言っている受け身な人のブログには、困ったなぁ、とか思います。それじゃマスコミや「低気温のエクスタシーbyはなゆー」の人に、「一般の人間をプロパガンダ・洗脳するのなんて簡単」と思われるだけだよみんな…。

リベラルな人のブログ(テキスト)はなぜ面白いか・ネタになるのか

1・情報の収集が狭い・偏っている
2・収集した情報をちゃんと理解していない(誤読が入る)
3・それに基づき、ありきたりの床屋談義レベルな「政府批判」その他の批判をする
4・それらをツッコまれるとあわてる(攻撃するのは好きだが、されるのは苦手。おまけに「好き」だから「上手」というわけでもない)
こんな感じでしょうか。まぁ1・2は、右寄りの頭悪そうな人のブログにも共通するものはあります。
どっかのサイトで見たテキストなんだけど、政府与党というのは野党に攻撃されるのに慣れているので、答弁するのが上手(ツッコミに対する姿勢ができている)、それに対して野党というのは攻撃・批判しか普段はしていないから、逆に攻撃・ツッコミをされるととても下手(居直るか攻撃・ツッコミした側を逆批判するしかできない)、ということがあるらしいです。民主党の代表・岡田さんなんてすぐに何でも「そんなことは大した問題じゃない」とか言ってしまいそうですね。