apesnotmonkeysさんのコメント欄での質問に回答しておきます

こちらですが、
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060301#c
日記本文で回答しておきます。

apesnotmonkeys 『私のブログでこの件に関して書いたエントリは二つだけ、どちらもトップページからすぐに見つかるところに表示されているんでちょっと調べれば「関係」はよくわかるはずなんですが、「情報をちゃんと入手しないうち」に「掲示板」とか言ってしまわれるのですね。

俺は「本当はこの人のコメント欄なのかな。ちょっと関係がよく分からないのでした。」と、わからないことはわからないといっているだけで、まぁそのうちわかるようになるという記述です。その時点でわかっていたのは、コメント欄と同じものが、リンクした場所にあるんだろうな、ということぐらいです。引用したテキストについては、存在をリファで知ったんですが、そのテキストとapesnotmonkeysさんのブログとの因果関係は少しわかりにくいんですよね。自分のテキストは、自分ほどにはちゃんと人には読まれない、ということでお許しください。多分私の探しかたがヘタなせいだとは思いますが、「トップページからすぐに見つかるところに表示されている」のは、私にとっては「さてでは笹幸恵氏はなにを「意図」したのか?」(http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C673208941/E20060222181911/index.html)というエントリーだけで、そこのコメント欄には私が引用したテキストは見当たらなかったのです。
apesnotmonkeysさんに対して、別に不充分な情報で怒ったり嘆いたりしているわけではないので、「「情報をちゃんと入手しないうち」に「掲示板」とか言ってしまわれるのですね」というのは、apesnotmonkeysさんに対して俺のほうでもう少しちゃんと説明しないと、言葉がうまく伝わらない人なのだな(二重に誤解されているな)ということがわかるテキストでした。

それから「とりあえず、(…)ご返事はまだないようです。」という引用には発言者も典拠もありません(典拠については3つのURLのうち1つが該当するわけですが、どれであるのかが明示されていません)。なにも知らない人はこれを私の発言だと考えるでしょう。明らかに引用のルールを逸脱していますね。

ああ、これは確かにその通りですね。申し訳ありません。追記しておきます(おきました)。

日本人は英語による情報発信をちゃんとしていないので誤解されている、というのは俺がずいぶん昔から言っていることだし

で、あなたの「ユダヤ人団体をあおっている(=情報を提供している?)日本の団体について」(改題済み)というエントリが1月16日付け、この件に関するSWCのプレス・リリースが1月11日付けですね。この二つがいずれも日付通りにアップロードされたのかどうかリアルタイムで追っかけてなかった私には断言できませんが(このエントリも未来の日付ですしね)、ひとまずこの日付を信用するとしましょう。私は1月11日(アメリ東部標準時?)の時点で利用可能だったリソースに基づき、「誤解」があったのかどうかを検証する作業を行いましたが
http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C673208941/E20060222181911/index.html
あなたは同様の作業を行ったうえであのエントリを書かれたのですか? それとも「情報をちゃんと入手しないうちに、嘆いたり怒ったり」しちゃったわけですか?』

別に私は「嘆いたり怒ったり」はしていないのですが、私の元テキストのどこらへんに、そういったニュアンスをapesnotmonkeysさんが感じる要素があったんでしょうか。あのエントリー(http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060116#p1)の眼目は、「レスター・テニー」さんという人物に情報を提供した日本の団体がある(日本の団体とレスター・テニーさんとの間に関係がある)、という以上のものではありません。
誤解があったのかどうかの検証作業については、apesnotmonkeysさんのほうでも、私の日記その他のテキストによって興味を喚起されなければやらなかったと俺は判断しますが、そこらへんはいかがでしょうか。私のほうは「うわー、本当なら俺がやらなければいけないことを、先に人にやられちゃったよ。でも多分俺がやるよりすごいものだからいいか」ぐらいの感じです。結局時間がなかったり、私の記憶力がいい加減だったりの理由で、検証作業については中途半端に終わっているテキストが多いので、その点を指摘されるとうまく反論ができないのですね。どうも申し訳ありません。「情報の(ちゃんとした)入手」と「それの検証作業」は、微妙に違っているものだと解釈していただけるとありがたいです。
引用を続けます。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060301#c

apesnotmonkeys 『日本語で書かれた論文に対して英語を母語とする(と思われる)抗議があった場合に、私であれば「言語の壁に起因する誤解があったかもしれない」と考えたりするまえに、まずは抗議内容ともとの論文とを照らし合わせて誤解があったのかどうか「事実確認をします」。
また私がブログにエントリを書く場合、日本語を母語としないものが日本語を解する友人を介して抗議するという可能性を現実的なものとして想定しているといえば嘘になりますが、そういうことがあったとしてそのこと自体に文句を言うつもりはありません。だって情報ネットワークというのはそういうものですから。誤った要約・翻訳による誤解があったのだとすればそれは相手方の責任であり、そうした誤解に基づく抗議に固執すれば少なくとも長期的には相手方が損をするのですから。
で、ちょっと一般論とは離れて、今回の『文藝春秋』の件として語りますが、テニー氏らからの抗議が言語の壁に由来する誤解に基づいていたのだとすれば、その誤解を正す程度のリソースは文藝春秋社には当然あるでしょう。で、文春側はそのような異議申し立てを行なっていますか?』

いや、やはり「誤った要約・翻訳による誤解があった」ら、自分の考えは本当はこうである、みたいなことは、可能な限り伝えていかないと。「長期的には相手方が損をする」ことは確かなんですが、短期的にはどうかなぁ、というのがあるので。だいたい日本や日本人というのは、自分の考えをはっきり伝えないことで誤解されやすそうな国・国民になっていると俺は判断しますが、まぁそこらへんは私とapesnotmonkeysさんとの、考えかたのズレみたいなものなので。
で、文藝春秋のほうに関しては、異議申し立ては確認できませんでした。抗議している側に対する、抗議されている側のマスコミ側の対応が、なんか歪んでいるように見えるのは、「異議申し立てをいくらしても聞いてくれない」というような人たちを相手にしすぎていて、時間の無駄にしかならない、とか考えた、という可能性は否定できないです。
引用を続けます。
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060301#c

apesnotmonkeys 『ところで、あなたによれば「ある人間が、ある別の人間・団体の情報を受け、行動を起こしたら、それは焚きつけるとか焚きつけられたとかいうことになります」ということらしいのですが、ということはあなたは1月16日付けのエントリを書くにあたって読売新聞に「焚きつけられた」のだと考えてよろしいのでしょうか?

はい、ものすごく焚きつけられました。何でしたら俺の日記の中にある「興味を持ちました」といって、そこから言及を広げたテキストを、全部「焚きつけられた」と考えても問題はありません。ただ、どうもapesnotmonkeysさんと私とは、「焚きつける・焚きつけられる」という語に関しての温度差がありそうなので、apesnotmonkeysさんが考える「焚きつける・焚きつけられる」という語の定義を、もう少しお伺いしたいところです。

それから、あなたはSWCおよびテニー氏の抗議内容について、1月16日の時点でどのようにしてお知りになったのでしょうか? 原文(英文)を読まれたのか、それともSWCないしテニー氏と善意や信頼関係で結びついている関係の人の和訳を読まれたのか、それともSWCないしテニー氏と「善意や信頼関係で結びついていない関係の人」の和訳ないし要約を読まれたのか…。1月16日のエントリを拝見する限り、あなたはSWCないしテニー氏とは必ずしも「善意や信頼関係で結びついていない」と思われる読売新聞の報道をもとにこの件について語っておられるようですが。あなたの論法に従うなら、SWCやテニー氏は、自らの抗議が「第三者(善意や信頼関係で結びついていない関係の人)に要約されて」、それを読んだブロガーに「××という抗議を行なっている○○という人間がいる」というエントリを立てられたりすることを拒否したくなって当然、ということになりますよね?』

初期の情報入手(こんなことがあった、という情報)に当たっては、「第三者(善意や信頼関係で結びついていない関係の人)に要約されて」いるテキストを利用することは、新聞その他メディアを含めて多いですが、私の場合はその情報を知った後、必ず原文(元ソース)あるいは極力それに近いものを探して読み、リンク貼り・言及をするようにしています。そのことが難しいため、言及ができなかったり、中途半端に終わっていることもしばしばですが。たとえば今回は、文藝春秋の元テキストの入手を怠っていたため(入手が難しいというより、そのうち入手して言及しよう、と思いながら放っていたわけですが)、言及が中途半端に終わってしまった典型的な例です。
「それを読んだブロガー」というのが意味不明ですが、「それ(第三者(善意や信頼関係で結びついていない関係の人)に要約されたテキスト)『だけ』を読んだブロガー」がヘンなエントリーを立てたら、SWCやテニー氏も、俺も拒否したくなるでしょう。ていうか、俺は拒否します。
ちょっと長文になってしまいましたが、土・日以外の平日は、これについて何かを言われても、返事が遅くなるかもしれません。その場合は申し訳ありません。また、返事をするのを忘れてしまう、ということもあるので、その場合は「○○に関する返事はまだですか」とか聞いてみてください。重ね重ねすみません。

このエントリをブクマしてコメントしている人はステキセンスな人ですね、と数日後ごとに何度も言うかもしれない

エントリの見出しは元著作者のものを尊重するように。じゃないと「はてな」の人に何とかしてもらうしかないのですが
こんなのをブックマークしているのは何か勘違いしている人だけ。
「ここは私が適当なことを書くいい加減なブログです」(超訳)というようなことを本当に言う人がいるとは思わなかった。
いや、「劣化ウラン弾」関係でいることは知っていましたが、いくら何でもこれは正直すぎるだろう、ということで。
こちらから、
Quantum Educational Device:イナバウアーってジャック・バウアーの仲間かと思ってた
関係ないですが、イナバウアーというのは最初にバウアーというのがあって、それをイナバさんが進化させたものかと思ってましたのはヒミツだ。
で、こちらを見て、
ベイエリア在住アメリカ日記 - 『ホテル・ルワンダ』なんか何の役にも立たない!  この人を見よ!

こんなものにリンクされて、ものすごく脱力した。
(中略)
で、これが先方の反応。はー。

こちらへ。
気が付くってもしかして不幸なことかも:知らないことは知らない - livedoor Blog(ブログ)

どこかにリンク貼られたのか知らないけど、こんな掃き溜めのようなブログを見ていただいて・・・感謝?すべきなのかな?
私にとってここは、好き勝手な言葉を吐き散らかすゴミ箱のような場所
誰かに読んでもらおうなんてさらさら思ってないから、友人、家族、誰にも教えてないし、思いついたまま、気がついたときだけしか書かない。 書いても読み返さないから誤字脱字、変換ミス、てにをはがおかしい箇所があるけど、気がづいても訂正してません

おいらも「はー。」です。こういうブロガーに、おいらもなりたいですね(棒読み)。まぁすでにコメント欄は炎上しておりますが。
幸か不幸か、町山智浩さんのブログに比べると全然読者数(アクセス数)が少ないおいらのブログ(日記)ですが、直接的に知っているわけでもない(故に、直接弁明をすることが難しい)数百〜数千人の読者を意識しているおいらにとって、数〜数十くらいのアクセス数のサイト(ブログ)とはいえ、「誰かに読んでもらおうなんてさらさら思ってない」とかは、ネットでテキスト公開している人間だったらなかなか言えない言葉だと思います。
ルワンダの悲劇(大虐殺)については、以下の本を読んだ情報だけでしかないので、もう少し情報が欲しいところではあります。
『ジェノサイドの丘 ルワンダ虐殺の隠された真実 上』(フィリップ・ゴーレイヴィッチ/WAVE出版/1600円)【→bk1】【→amazon
『ジェノサイドの丘 ルワンダ虐殺の隠された真実 下』(フィリップ・ゴーレイヴィッチ/WAVE出版/1600円)【→bk1】【→amazon
それから、映画『ホテル・ルワンダ』については、ちゃんと見てからまた何かを語りたいとは思いますが、どうも「物語(フィクション)と真実とは違う」という例が、この映画にも当てはまったりはしないかなぁ、という懸念があります。どの程度まで違っているのか、という程度問題なのでしょうけれども。
 
(追記)
その後、少し真面目に町山さんのテキストに反論しているので様子見。「言ってもいないことを町山氏が言ったと言った」みたいな感じになっているのが面白いところです。