コメントとトラックバックの問題

まぁ、劣化ウラン弾と関係があるようなないような話ですが。
↓こんなところから


あなたの意見には、誤解がありますよという指摘は、私はできるだけ真摯に受け止めようと日記を書き連ねてます。単なる誹謗中傷には、断固として反撃に出ますが。
↓こんなところへ

「叩かれるのは好きじゃない」だそうですが、これが叩かれずに何が叩かれるというのでしょう。
↓さらに

要は「別に反論やツッコミなど求めていない」要は「言いっぱなしにすることが(本人にとって)一義であって、それにともなうフェアネスみたいなものを他人は求めようがない」ということだと思ってます。
↓行ったり来たり

大上段に「世相を切る」というスタイル(ごまめも最近それに該当するな〜)なところで反論コメントやトラバを受け付けない設定になってると、「人様に対しては偉そうに言いっ放し、叩き放しで、自分自身は傷つかないように殻に閉じこもってるのかよ」とさすがに温厚なごまめ(ウソつけ)でも腹が立ちます。
結局、何かを言うことに慣れていない(というより、何かを言ったことに対して何かを言われることに慣れていない)人が、blog使っている人でも多いのかな、と思ったり。
世相を切るのは大変です、そりゃもう。俺などは世相どころか、その一部を形成しているマス・メディアを、それも切るというより「その情報は本当なのか」というような分析をするぐらいしかできません。
単なる馴れ合いのトラックバックやコメントだけをしたい場合は、世相について井戸端会議レベルの発言や意見提示は避けたほうが賢明でしょう。インターネット時代、情報源(元ソース)に当たったり、複数の二次情報に当たったりするのはさほど難しいことではないと思います。
たとえば今現在(2004年2月24日夜の時点でこれを書いています)、アナン国連事務総長が国会で演説をした、というニュースがasahi.comにありますが
↓日本のイラク貢献を評価 アナン国連事務総長が国会演説(朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0224/005.html

 アナン国連事務総長は24日午後、参院本会議場で国会演説を行った。アナン氏はイラクへの自衛隊派遣に言及し、日本のイラク貢献について「窮状に立ち向かうイラクに、称賛されるべき連帯姿勢を示した」と評価した。日本が求める国連改革、特に安保理拡大について「一層の緊急性をもって取り組む必要がある」と強調。北朝鮮の核問題をめぐる25日からの6者協議の取り組みを支持し、拉致問題の「解決を希望する」と述べた。

 国連事務総長が国会演説を行ったのは初めて。

 アナン氏は日本のイラクへの資金援助を評価したうえで、「貴国は人道復興支援を行うためにサマワ自衛隊を派遣した」と言及した。また、国連がイラクの再建に深く関与していく決意を強調した。

 イラク戦争をめぐる米英と仏独などの意見の分裂について、「国連の集団安全保障体制に根本的な問題を提起した」と指摘する一方で、国連憲章が「代替されることのない行動の枠組み」であり、「国連は今もなお正統性を提供する場だ」と強調。アナン氏が指名した「国連改革に関する委員会」の答申を来年初めまでに国連総会に提出したいと表明した。さらに「来年の国連創設60周年を記念して国連を強化する大幅な措置をとることが適切だ」と訴えた。

 特に安保理拡大について「事実上、すべての加盟国が合意している。合意に達することの困難さを言い訳にしてはならない」と指摘。「安保理決定がより高い敬意で受け止められることを希望するなら、一層の緊急性をもって取り組む必要がある」と述べた。

 国連憲章の「旧敵国条項」、分担金の過大負担などについても日本の不満に理解を示したうえで「このような不満が多国間主義に対する日本のコミットメント(関与)を損ねることがないことを希望する」と述べ、貧困、医療、教育、環境など「人間の安全保障」への取り組みに、日本の引き続きの貢献が不可欠だという考えを表明した。

 北朝鮮問題では、6者協議のプロセスを「強く支持する」と表明。また拉致問題について「関係する方々や家族の方々にいかに大きな苦痛を与えてきたかを理解する。苦痛を受けたすべての人々に同情の意を表する」と述べた。 (02/24 12:51)

また、その要旨もありますが、
↓「日朝間の諸問題、完全に解決を」アナン氏国会演説要旨(朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0224/006.html

 アナン事務総長が24日に行った、国会演説の要旨は次の通り。

 【イラク問題】

 私の今回の訪日は決定的な時期に行われた。日本と同じように、国連は昨年、イラクでの暴力で貴重な同僚と友人を失った。皆様や多くの人々と同様に、私はイラクの継続的な不安定と、それが地域全体に与えうる影響について悩まされている。そしてまた皆様と同様に、国連が国際の平和と安全を維持することをより広範に追求することに対し、イラク戦争が持ちうる意味合いについて懸念している。

 戦争前にどんな意見を有していようと、今日だれもが平和なイラクが地域や国際社会で適切な地位を再び占めることに共通の利益を見いだしている。

 国連はすべてのイラク市民に自由と平等な権利と正義を与える正統性のある、民主的な政府を樹立するため、可能な支援を行うと約束している。

 このためイラクに調査団を派遣し、主権を6月30日までに暫定政府に移譲することがイラク人の総意だと見いだした。残念だが信頼できる選挙をそれまでには実施できない。主権を移譲できる暫定的な統治機関についての合意が必要だ。

 国連は主権移譲後もイラク人に協力し、憲法の起草、国の再建、人権や法の支配に基づく国家建設への支援をする。しかし、国連が十分な役割を果たすにはさらに安全な環境が絶対必要だ。

 日本は安保理決議の要請に応え、窮状に立ち向かうイラクに称賛されるべき連帯姿勢を示した。復興に対し寛大な貢献を表明し、困難な議論をへて人道復興支援を行うためにサマワ自衛隊を派遣した。

 【国連改革】

 イラクをめぐる意見の相違は、集団安全保障体制について根本的な問題を提起した。国連憲章は今もなお、代替されることのない行動の枠組みだ。国連は、今もなお正統性を提供する場だ。

 私は現存する国際的なルールと機構をどのように適応させるかを考えるため、大胆に見直すことを求め「国連改革に関する委員会」を指名した。目標は現存する脅威にいかに集団的に対応するかを見いだすことだ。今年後半か来年初めに国連総会に勧告できることを希望している。

 安保理拡大には事実上すべての加盟国が合意している。安保理がその決定を、より高い敬意を持って受け止められることを希望するなら、この問題は一層緊急性を持って取り組まれる必要がある。国連憲章に時代錯誤の「旧敵国条項」が存在することや、過大な予算分担率、日本人職員の少なさも日本の方々のいら立ちの原因となっていることは承知している。

 【北朝鮮

 私たちは核兵器のない朝鮮半島を確保するため日本の積極的な外交的関与を必要としている。25日、北京で多国間協議が再開されることに勇気づけられており、同プロセスを強く支持することを表明する。日朝が拉致問題やその他の両国間の未解決の諸問題を完全に解決することを希望する。

 この問題が関係する人々と家族の方々にいかに大きな苦痛を与えてきたかを理解し、苦痛を受けたすべての人々に同情の意を表する。 (02/24 13:47)

この内容について言及するのは、俺のサイトの場合は多分正式な「演説」の全テキストがどこかに掲載されて以降になると思います。
なんでそんなに慎重なのかというと、間違ったことを言ってしまったら訂正するのが大変だからです。