トロトラスト

とあるところの掲示板のテキストを、少しだけ引用してみます。
↓BBS百鬼夜行
http://6704.teacup.com/panacolor7/bbs


体内被曝 投稿者:みたて  投稿日: 2月24日(火)09時19分42秒

>一ファンさん
チラッと見てきたけど体内被曝(重粒子線)とガンマー線被曝をごっちゃにした議論ばかり
でそっちもねー
体内アルファ線被曝の事例はトロトラストという薬品で多症例あるので
興味あれば調べて下さい
日本政府に調べてほしいことは
環境中にどのくらいのウランがどのような形態(粒子径等)で存在するのか
砂嵐等でどのように変化するのか調べてほしいですな
自衛隊である必要はありませんが)

「トロトラスト」に関しては、こんな感じ。
↓トロトラストによる放射線の晩発障害(原子力百科事典 ATOMICA)
http://sta-atm.jst.go.jp/atomica/09030111_1.html

<概要>
 二酸化トリウムコロイドを主剤とするX線 造影剤トロトラストは、わが国では広島、長崎の原爆に次ぐ大規模な放射線による健康障害をもたらした。体内に注入されたトロトラストは肝臓や骨髄などに沈着しα線を長年月にわたって放出する。数十年経過後、肝がん、肝硬変や白血病を発症し、死亡率も高いことが明らかにされている。
↓トロトラスト(原子力百科事典 ATOMICA)
http://sta-atm.jst.go.jp/atomica/dic_1589_01.html

 thorotrast. X線 診断用血管造影剤の一種。二酸化トリウムを主成分とするコロイド溶液。ドイツのHeyden社によって主に生産され、1930年代から1940年代(日本では1932−1945年)にかけて使用された。この物質は、血管内に注入されるとその大部分は短期間に脾臓、肝臓、骨髄などに沈着し、ほとんど排出されない。そのためトリウムから放出されるα線によって、晩発障害(悪性腫瘍発生、白血病など)を起した。現在では使用されていない。
「トリウム(二酸化トリウム)」とウランとは少し違うと思うし(沈着する場所とか)、水溶性かそうでないかによっても違うと思うんですが、確かにアルファ線の体内被曝について考えてみるには興味深い物質のようです。
ということで、メモだけ。