予告と違う映画

↓予告と本編が違うとJAROに指摘された“ディズニー映画” (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/story.html?q=27gendainet0716037&cat=30


 今週末(2月28日)に公開される映画「マスター・アンド・コマンダー」(ピーター・ウィアー監督)が妙なことで話題になっている。予告編の内容が実際の映画(本編)と“大違い”で問題になったというのだ。

 予告編だけを見ると、少年が戦場に駆り出される悲劇を描いた作品のようだが、本編は少年は完全な脇役。軍艦の艦長と乗組員らの男同士の友情を描いた作品になっているのである。

「今の映画は若い女性客をつかまないと大ヒットは難しい。そのため、予告編では“少年”や“泣ける”といったイメージを強調したのでしょう」(映画批評家前田有一氏)

 配給元のブエナビスタでは「予告編は少年の視点から物語を再構築した内容になっており、実際には映画に登場しない手紙やブローチを使用しています。こういったことについては“本編とは異なる”とJARO(日本広告審査機構)から指摘を受けた」(宣伝担当)という。

 この映画は19世紀のナポレオン戦争下のイギリス海軍を描いた歴史物。主演はラッセル・クロウ。製作費に1億5000万ドルを投じた超大作で、本年度のアカデミー賞には10部門でノミネート。作品賞の最有力にもなっている。

「映画自体は文句なしに面白い。男同士の熱い友情を描いた“男くさい”映画です。オススメです」(前田有一氏=前出)

 映画そのものは何の問題もないのに。

【2004年2月24日掲載記事】

[ 2004年2月27日14時45分 ]

ウホッ→「男同士の熱い友情」。こちらのほうで売れば、別の女子(腐女子)の支持で売れそうな気がするんですが。これってディズニー映画だったのか。
↓『マスター・アンド・コマンダー』の日本語オフィシャル・サイト
http://www.movies.co.jp/masterandcommander/index.html
ピーター・ウィアー監督に関するデータ
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=5269
『ピクニックatハンキングロック』『刑事ジョン・ブック/目撃者』など、映像の美しさが記憶に残る映画が得意のようです。『マスター・アンド・コマンダー』も少し見てみたい気がした。
昔、何も知らないころに上野のホモ映画館で『ナヴァロンの要塞』を見たことがありますが(今ほど露骨にホモ映画館っぽくなかったし)、戦争・戦場映画の「濃い友情」ものはその手の需要もあるのかな、と思う。