教師も休息時間が欲しいという話

↓大阪地裁に提訴「教師に休息時間を」(毎日新聞


 法律で保障された休憩時間を取れないのはおかしいとして、大阪の公立学校の教師らが、休憩時間に働いた分の賃金の支払いを求める裁判を起こしました。
 原告は、精神的に追い詰められる教師が多い状況を改善したいと話しています。

 訴えを起こしたのは、高槻市内の公立小学校や中学校の現役の教師や元教師、あわせて5人です。

 労働基準法では、1日45分の休憩時間が認められていますが、訴えのなかで5人は、休憩時間中も生徒の指導や教材の準備に追われて、ほとんど休むことができないうえ、その分の賃金が全く支払われていないと主張。

 そのうえで、2年間の未払い賃金あわせて360万円余りを支払うよう、大阪府に求めています。

 原告らは、精神的にも追い詰められる教師が多いなか、この裁判が教育現場の労働環境を見つめなおすきっかけになればと話しています。

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提訴したかたがたは、こちらにいるみたいです。
↓心のノート ガラガラポン
http://homepage3.nifty.com/gakuronet-takatsuki/index.html
↓休憩時間をもとめる私たちははたしてぜいたく者なのでしょうか?
http://homepage3.nifty.com/gakuronet-takatsuki/gakuro20040418.html

(前略)よく「子どもの休み時間に、教員は職員室でコーヒーでも飲んでいるんだろう」とか、「給食の時間が食事時間で、休憩に相当するでしょ?」とか言われます。このように言われるたびに、私たちはため息をつくほかありません。

子ども達の20分休みに、私たちは、子どもの勉強の補習や子ども同士のトラブルの解決、あるいは次の授業の準備など、職員室に帰り着く事はできません。給食の時間は、配膳・食事の指導をしながら、自分の食事は5分ぐらいですまし、あとはマルつけや再び食事指導、ということになります。

毎日、休みをとらずえんえんと40年近く働き続ける事は、健康に良いはずがなく、昔は、定年でやめてすぐ、ろうそくが燃え尽きるように死んでいった教員たちがいました。

今は、定年まで耐たず、体をこわしたり精神疾患をおこしてやめていく人。あるいは現職で病死・自死する人が大幅に増えています。

私たち教員は使い捨ての機械ではなく、人間なのです。
そして、子ども達は何よりも、元気で、気持ちに余裕がある人間に教えられたいのではないでしょうか?
(前略)

主張しているのは、「学校労働者ネットワーク・高槻」という団体のかたがたのようです。
このかたがたが「ぜいたく者」なのかは不明ですが、普通の教師のかたがたの勤務時間や状況については、もう少しくわしく知りたくなりました。あと、「定年でやめてすぐ、ろうそくが燃え尽きるように死んでいった教員」のかたの、昔と今の比率とか。現段階ではその主張にどれだけのデータ的うらづけがあるか、もっと知りたい、というレベルです。イメージとして、楽そうではないし、このかたがたに限定すると、職場で働くのが楽しそうでないような風に見えました。
プロ市民」ネタはときどきやっていきたいと思います。ニュース的にはいくらでも拾えるんですが、個人的興味としては中レベル。