ちょっと真実とは思えないような一言

以下のサイトから。
↓来世牧童になるために
http://d.hatena.ne.jp/manuka/20040530


戦争展へいった
森住卓さんの話をきいた、AB型とのこと
報道写真家はハードな仕事だけど、シャイで朴訥としていて人なつこそうで笑顔がすてきな人が多い
だからこそいい写真が撮れるのだろうが、森住さんもそういう感じ、勝手な思い入れ込みで
写真は嘘をつくんです、一瞬を切り取りますから、笑いながら目をこすった瞬間を撮れば泣いているような絵になります。カメラマンはそういうことを利用して、自分の伝えたい事を表現するんです」
いい人だ
(太字は引用者=俺)
伝聞情報なので、森住さんが本当にそのようなことを言ったかどうかの確認は取れてないんですが、もし本当に言ったのだとしたら、この人は「嘘=表現(=主張?)」を写真の中に組み込むことについて、やはりかなり恣意的にやっている人なのかな、という疑惑がより強くなりました。
一方では、こんなことを言っている人もいるんですが、
アメリカ国民に真実を知らせるための意見広告
http://homepage2.nifty.com/rosehiptea/NY-times-opinion.htm

アメリカ滞在中に、一般のアメリカ人に森住卓さんの写真を見せて、湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾の被害を説明しても、ほとんどの人が「こんなことが起こっているなんて、聞いたことない」という反応で、アメリカがこんなことをするとはとても信じられない、とショックを隠せない様子でした。無理もありません。アメリカで報道されなければ、その事実アメリカ人にとっては、なかったことと同じです。
(中略)
イラク再攻撃にNO」というアメリカ市民の声はどんどん大きくなっていますが、これを全米の世論にするために、アメリカの大新聞に意見広告を出すことは効果的だと思います。米国の議会や、国連代表部に森住さんの写真集を手渡す活動を通して実感したのですが、イラクの子どもたちの写真にはアメリカ人の良心を呼び覚まし、行動を変える力があります。
(太字は引用者=俺)
きくちゆみさんは「アメリカ国民によく出来た嘘を知らせるための意見広告」という運動をしているかたなのかな、と思いました。
嘘と真実と、どちらが人間にとって価値があるものかという判断は無意味ですが(小説の中の虚構の人物が、読み手を泣かせたり感動させたり、ということはしょっちゅうあることでしょう)。
追記:
↓この件につきましては、あちらのサイトのかたより補足説明がありました
http://d.hatena.ne.jp/manuka/20040604